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「GMOあおぞらネット銀行」開業、テクノロジーで多様化する個人・法人のニーズに応える

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2018/07/18 08:00

 GMOあおぞらネット銀行は、ブロックチェーンやAIなどを活用する、次世代型インターネット銀行事業を開始した。

 7月17日に事業を開始したGMOあおぞらネット銀行は、あおぞら銀行グループと、GMOインターネットグループの共同出資によって、1994年に設立。株主構成 (議決権比率)は、あおぞら銀行(85.1%)、GMOインターネット(7.45%)、GMOフィナンシャルホールディングス(7.45%)。

 「すべてはお客さまのために。No.1テクノロジーバンクを目指して」を経営理念として、高度セキュリティ認証、ブロックチェーン、人工知能(AI)、IoT、次世代メディアなどを活用し、新たな顧客ニーズに対応したインターネット銀行事業を展開する。

 主なコンセプトは以下の4つ。

1. EC事業者を含む中小企業・小規模事業者に、生産性向上につながる銀行サービスを低価格で提供
2. 個人向けにITを駆使した新機能とGMOクリック証券と連携した銀証連携サービスを提供
3. 外部フィンテック企業とも連携し、サービスをスピーディーに展開
4. 最先端のIT技術を活用し、圧倒的なコスト低減を図る

 具体的には、個人および法人の円普通預金、円定期預金に加え、事業開始初年度に次のような商品サービスを提供する。

(1)  個人向けバーチャル口座「つかいわけ口座」
個人が保有する普通預金口座内で、生活費、貯蓄、教育費、お小遣いなど、目的別に最大10口座まで無料でつかいわけ口座を作成することができる。

(2)  法人向けバーチャル口座「振込入金口座」
顧客単位やサービス単位で一時的に使用する仮想口座番号を作り、請求と入金を対応させることで、名義人や金額の相違が生じるなどして煩雑である入金消込作業の事務負担を軽減する。

(3)  証券コネクト口座(銀証連携サービス)
GMOクリック証券に証券口座を持つ顧客は、GMOあおぞらネット銀行の口座にある資金が証券口座の買付余力に自動的に反映される。これによって、証券口座の資金と当ネット銀行の資金が合算された買付余力の中で、株式取引を行うことができる。また、株式取引に伴う精算代金は、受渡日にGMOクリック証券の口座からGMOあおぞらネット銀行の口座に自動的に資金振替が行われる(自動スイープ機能)。

(4)  外貨預金(銀証連携サービス)
GMOクリック証券との連携により、外国為替相場をリアルタイムに反映した為替レート、競争力のある為替手数料、好条件の金利水準を実現した外貨預金サービスを提供する。

(5)  ハイセキュリティデビット一体型キャッシュカード
GMOあおぞらネット銀行のキャッシュカードにはVisaデビット機能を標準装備。2019年春には、米Dynamicsと提携した、世界初のハイセキュリティデビット一体型キャッシュカードを発行する。このカードはユーザー自身が設定するパスコードを入力することで、ATM、デビットカードの利用が可能となる。

 今後は、2019年1月に参照系API(口座の預金残高や入出金明細などの情報参照が可能)の提供を開始。2019年4月には更新系API(振込などの決済まで可能)の提供を開始する予定だ。将来は、これら銀行API連携機能の拡充による「プラットフォーム銀行」の展開を視野に入れている(オープンAPI決済サービスとして特許申請中)。

 さらに、当ネット銀行は、GMOインターネットグループと連携し、ブロックチェーン技術を活用した新決済方式の開発に取り組むことを予定している。事業開始時から数年間の中期的な商品サービス展開のロードマップは次の図の通り。

 口座開設の受付は、7月17日からウェブサイトで受け付け開始。口座開設手続きが完了し次第、8月3日(予定)からPCおよびスマートフォンアプリによる取引が可能になる。またセブン銀行ATMで、引き出し、預け入れ、残高照会が利用可能になる。2019年春には、イオン銀行ATMも利用可能となる予定だ。

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