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電子出版市場、2500億円を突破
本を入手する場所ベスト3は「書店・ネット通販・図書館」

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2018/08/04 14:00

 インプレス総合研究所が7月24日に発表した「電子書籍に関する調査結果」によると、2017年度の電子出版の市場規模(ユーザー購入金額ベース 以下同じ)は2,556億円と推計され、前年度の2,278億円から拡大した。内訳は電子書籍の市場規模が前年度比13.4%増の2,241億円、電子雑誌の市場規模が同4.3%増の315億円と推計されている。

 電子出版市場は2011年度の651億円から拡大を続けている。2011年度に629億円だった電子書籍の市場規模は、2018年度が2,550億円で2022年度には3,150億円に、2011年度に22億円だった電子雑誌の市場規模は、2018年度が325億円で2022年度には345億円にそれぞれ達すると予想されている。

 また、同研究所は6月22日から29日にかけて、1万2,040名のモバイル(スマホ・タブレット)ユーザーを対象に電子書籍の利用率調査を実施している。調査結果によると、有料の電子書籍利用率は17.7%で、「無料の電子書籍のみを利用」の23.3%をあわせた電子書籍の利用率は41.0%だった。

 2015年5月に実施した同様の調査結果(N=1万1,043名)では、有料の電子書籍利用率は15.5%で、「無料の電子書籍のみを利用」の24.0%をあわせた電子書籍の利用率は39.5%だった。モバイルユーザーの電子書籍利用率はほぼ横ばいで推移しているものの、スマホユーザーの増加にあわせて電子書籍ユーザーも増加していると同研究所は指摘している。

 一方、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社は、13歳から22歳の子どもを持つ男女1,002名を対象に「読書に関するアンケート調査」を実施し、その結果を6月21日に発表した。調査期間は5月25日から30日にかけて。

 書籍を読む頻度を聞いたところ、「よく読む(月5冊以上)」は10.0%、「たまに読む(月1冊~4冊)」が28.2%で、子どもを持つ親世代の約4割が月に1冊以上の書籍を読んでいた。その一方で「あまり読まない(月1冊未満)」が32.3%、「全く読まない」が29.4%など、書籍を読まない親世代も多かった。

 続いて、書籍の入手場所を複数選択で聞いた(N=707名)ところ、最も多かったのは「書店で買う」の59.8%で、以下、「ネット通販で買う」(32.1%)、「図書館で借りる」(26.6%)、「中古販売で買う」(18.2%)が続き、「電子書籍を買う」は8.3%だった。

 スマホの普及により、情報収集の方法は変化しているものの、スマホユーザーの増加を背景に今後も電子出版市場の拡大は続きそうだ。

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