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カブドットコム証券、API基盤にAWSを採用、クラウドファーストでコスト削減

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2018/08/09 10:00

 カブドットコム証券は、kabu.com API基盤刷新にAWSを採用。クラウド基盤を採用することで、次世代のフィンテックプラットフォームの基盤を提供する。

 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の一員であるカブドットコム証券は、8月7日からMUFG APIsの一画であるkabu.com APIの基盤を刷新した。新しいAPI基盤では、OAuth2.0認証方式によってセキュリティを強化し、AWS(アマゾン ウェブ サービス)上にスケーラブルなシステム基盤を構築した。

 カブドットコム証券は、2012年から株式・先物・オプション取引に対応したAPI(Application Programming Interface)環境としてkabu.com APIを提供。発注系、注文照会、残高照会、リアルタイム時価情報などをAPIを通じて提供し、プロップファーム、投資助言事業者、取引ツール開発業者、ロボアドバイザー運営業者、ゲーム開発業者など多様な業態の事業者が活用している。

 カブドットコム証券はこれまで証券取引システムを自社で開発し、データセンターからインターネット接続回線まで含めて大部分を自社で構築・運用してきたが、今回のシステム刷新では、あらかじめAWSの採用を前提(クラウドファースト)とした上でシステム開発・実装・運用を最適化している。

 モダンなクラウド環境では認証・認可やキャッシュシステムなどの機能が部品化され、運用管理された上で(マネージド)提供されている。そのためカブドッコム証券は、実装に伴うコストやサイバーセキュリティリスクへの対応コストが軽減されると試算。以前は1~3か月ほど必要だったハードウェアの調達・設置が瞬時で完了するため、初期費用は低減する傾向にあるとしている。

 ランニングコストについては、従来の自社運用による高いコストメリットを上回ることは難しいものの、社内人員の技量や交渉力に依存する調達は不要になり、迅速なスケーリングを実現する体制を確保。現時点では、刷新プロジェクトの概況は試算に近い状況で推移している。

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