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量子コンピューティングへの投資は拡大、2020年には「量子ゲート方式」のクラウドサービスが登場

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2018/08/22 09:00

 国内デジタルトランスフォーメーション市場調査によると、現在活用されているのはAIだが、量子コンピューティングは2030年に103億円から2,950億円へと2017年度比28.6倍になる見通しだ。

DX市場は2030年度に2兆3,687億円市場に

 富士キメラ総研は、AIやIoT、クラウドコンピューティングといった新しいICTを活用し、ビジネスモデルの変革や新規ビジネスの創出を目指す取り組みとして「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を定義し、関連する設備投資状況や技術基盤の国内動向を調査した。

 この調査では、製造、流通、金融、情報通信、医療/介護、交通/運輸、その他業種の業界別市場(投資金額)と、DXに関わる15の基盤技術市場の現状を調査し、関連事業を展開するソリューションベンダー16社の取り組みについてまとめた。

 AI、IoT、クラウドコンピューティング、RPA、ロボティクスなどを用いたソリューションを対象に、DXを導入するために必要なICTへの投資金額をまとめた結果、取り組みは業界問わず拡大。特に、製造や金融が投資規模および成長率で市場拡大をけん引している。富士キメラ総研は、デジタルトランスフォーメーションの国内市場(投資金額)は2030年度に2兆3,687億円に拡大すると予測しており、これは2017年度と比べると4.2倍となる。

 金融では、AIやRPAの活用により業務効率化や省人化への取り組みが拡大し、投資が増えている。特に、AI、IoT、音声認識、チャットボットなどの技術を組み込んだ次世代コンタクトセンターへの投資が先行。今後はフィンテックを活用したロボアドバイザー資産運用、家計簿/個人資産管理アプリの利用推進に対応した投資も増えるとみられる。また、銀行と外部の事業者との間の安全なデータ連携を可能にするオープンAPIによる新規ビジネスの創出も投資増加につながるとみられる。

注目の技術基盤

 注目の技術としては、「量子コンピューティング」と「IoTセキュリティ」を挙げている。量子コンピューティングは2017年度の103億円から、2030年度には2,950億円と28.6倍に成長、IoTセキュリティは、2017年度の220億円から2030年度には2,200億円へと10倍に成長すると予測している。

導入意向が高いのは、総務・人事・企画など「コーポレート」業務

 富士キメラ総研は、DXへの企業の取り組み状況を把握するためインターネットリサーチを実施しており、現状では、人工知能(AI)、IoT、セキュリティの活用が多く、画像処理やクラウドコンピューティン グが続いている。将来的に活用していきたい技術としては「人工知能(AI)」とする回答が多く、関心が高い。

 また、将来的にDXを導入したい/実証実験を行いたい業務としては、総務・人事・企画などの「コーポレート」が86.2%で最多。次いで、「マーケティング」83.6%、「一般事務」が81.6%となった。ほかに回答率が80.0%を超えた業務としては「セールス」「IT」がある。

【調査概要】

1. 市場調査
調査対象:
◎業界:製造、流通、金融、情報通信、医療/介護、交通/運輸、その他業種
◎基盤技術:AI基盤、自然言語処理、画像処理、感情認識、IoTプラットフォーム、RPA、ブロックチェーン、AR/VR、音声処理、 クラウドコンピューティング、量子コンピューティング、IoTセキュリティ、サービスロボット、5G、API
◎ソリューションベンダー事例分析:デジタルトランスフォーメーション関連事業展開ソリューションベンダー 16社
調査方法:富士キメラ総研専門調査員によるヒアリング及び関連文献、データベース活用による調査・分析
調査期間:2018年4月~7月

2. ユーザーアンケート
調査対象:年商10億円以上の事業者に所属し、かつ、DXに関する自社の取り組みを把握しているユーザー621名
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年6月1日~15日 

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