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SWIFTと全銀協、日銀ネット経由で銀行間決済のエンドツーエンド追跡を可能に

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2018/09/17 08:00

 SWIFTと全銀協は、外国為替円決済制度のマッピング仕様を発表。日銀ネット経由で銀行間決済のエンドツーエンド追跡が可能になる。

 「外国為替円決済制度(FXYCS)」は、海外の企業や個人が日本国内へ円資金の送金を依頼した場合や、銀行間で外国為替の売買を行った場合において、銀行間の円資金の決済を集中的に行うための制度。現在は、日銀ネットを利用したオンライン処理に移行している。

 ベルギーを拠点とする国際銀行間通信協会(SWIFT)と全国銀行協会(全銀協)は9月14日、外国為替円決済制度のマッピング仕様を発表。このマッピング仕様を利用するFXYCSの直接参加銀行は、日銀ネット経由で外国送金の銀行間決済についてエンドツーエンドでの追跡が可能になる。この市場慣行により、SWIFTによる外国送金のためのグローバル・ペイメント・イノベーション(SWIFT gpi)の機能は、2018年11月にFXYCS上でも有効になる。

 現在SWIFTは、FXYCSのマッピング仕様の導入について、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、中国銀行(Bank of China)東京支店などの銀行と連携している。

 2017年にスタートしたSWIFT gpiは、送金の全サイクルでの追跡機能、分単位あるいは秒単位の着金機能、手数料の全面的な透明性強化を通じて、より強固な財務決済管理を提供。SWIFT gpiは現在、世界中で実施されているSWIFTの外国送金通信量の30%を占めている。日銀ネット経由で指図送信されるFXYCSがSWIFT gpi対応となることにより、gpi対応通貨として円建て決済(※)が、アジアや世界に広がることが期待される。

※ 国際通貨基金のデータによると、2018年第1四半期における世界の為替準備において、米ドルが62.48%を占め、EURが20.39%、日本円は4.81%となっている。

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