MONEYzine(マネージン)

一覧から探す

親子上場は給与にも「親子関係」が? イオン、RIZAPを分析

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 親会社に加え、子会社も上場している企業グループは少なくない。今回は、イオンとRIZAPを中心に従業員の給与を通して「親子関係」を検証してみた。

親子上場が多い企業グループ

 親子上場が多いのは日立製作所(6501)ソフトバンクグループ(9984)イオン(8267)、それに積極的にM&A(買収・合併)を手がけてきたRIZAPグループ(2928)を中核とする企業グループなどだ。

 議決権割合など立場的に「親」は「子」に対して優位にあるが、従業員の給与についても同じことがいえるのか。イオンとRIZAPグループを中心に現状を確認しておこう。

イオンの人件費総額は1.2兆円

 イオンが開示している人件費総額の推移は右肩上がり。13年度8850億円、14年度9891億円、15年度1兆1456億円、16年度1兆1882億円、そして17年度は1兆2270億円だった。1兆2000億円超というイオンの17年度人件費は何と、ユニー・ファミリーマートホールディングス(HD/8028)三越伊勢丹HD(3099)の「売上高」に迫る金額だ。

※図をクリックすると拡大します。

 セブン‐イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂などを率いるセブン&アイHD(3382)が計上している「従業員給与・賞与」「賞与引当金繰入額」「法定福利費及び厚生費」の合計5271億円との比較では、2.3倍の規模である。

 イオングループの17年度の従業員や契約社員、パートなどは総勢41万1100人。1人平均300万円弱に相当する。個別企業の従業員平均年間給与は、親会社のイオンはおよそ800万円。870万円を上回る年度もあったように、やや下降傾向を示しているようだ。

 親会社として計上しているイオンの単体ベースの「給料・賞与」は40億円前後。グループ全体人件費である1兆2000億円超の1%にも満たない金額である。

イオングループ子会社の給与

 グループ子会社では、食品スーパーのユナイテッド・スーパーマーケットHD(3222)の900万円が突出している。ただし、マルエツとして上場していた時期の平均給与は500万円台前半だったように、必ずしも親会社を上回る水準とはいえないだろう。

 そのほかのスーパー関連では、マックスバリュ東海(8198)マックスバリュ中部(8171)マックスバリュ西日本(8287)イオン北海道(7512)が500万円台。イオン九州(2653)マックスバリュ東北(2655)マックスバリュ九州(3171)マックスバリュ北海道(7465)が400万円台である。

 スーパー以外の業態では、コンビニのミニストップ(9946)が500万円台後半。 ショッピングセンターなどの施設管理を手がけるイオンディライト(9787)、専門店のジーフット(2686)コックス(9876)、ホームセンターのサンデー(7450)、結婚相手紹介のツヴァイ(2417)が400万円台だ。

 今後の伸びが期待できるのは、ドラッグストア業界で売上高トップに立ったウエルシアHD(3141)だろう。イオン銀行などを展開しているイオンフィナンシャルサービス(8570)、ショッピングモールのイオンモール(8905)もグループ利益への貢献が大きく、給与の上昇余地があると見ていいだろう。

 イオンの商業施設などで遊戯施設を運営しているイオンファンタジー(4343)は、正社員と契約社員を分けて平均金額を開示しており、契約社員は正社員の6割水準といったところだ。

 イオンと流通2強を形成しているセブン&アイHD、百貨店のJ. フロントリテイリング(3086)の平均給与も、それぞれの子会社を上回る。逆に近鉄百貨店(8244)東武ストア(8274/18年10月上場廃止)は、鉄道事業などを主力とするグループ親会社の平均給与を下回る。予想通りといえばそれまでだが、子会社の平均給与が親会社を上回るのは極めて例外的と見ていいようだ。


【FXランキング】 FXランキング 最新FXランキング スワップFXランキング 手数料FXランキング 口座数FXランキング 会社
【FXを徹底比較】 FX比較 取引コストFX比較 手数料FX比較 通貨ペアFX比較 発注機能FX比較 サービスFX比較 安全

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

もっと見る

著者プロフィール

この記事に登録されているタグ

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

All contents copyright © 2007-2018 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5