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外食産業市場、24カ月連続で前年同月売上を上回る
60代男性のリピート利用率は87%

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2018/10/06 14:00

 外食の回数とリピート利用率で見ると、いずれも男性の方が高く、40代以上の男性では外食の8割が「リピート利用」であることがわかった。

好調の外食産業、クーポンやキャンペーンが奏功

 日本フードサービス協会が9月25日に発表した「8月の外食産業市場動向調査」の結果によると、8月の客数は前年同月比1.0%増で推移し、全体売上も同2.9%増となった。全体売上が前年同月を上回るのは24カ月連続。8月は台風の上陸や集中豪雨、猛暑などのマイナス面があったものの、東京などで長雨が続いた前年と比べると雨天日が少なく、加えて価格改定や各社のキャンペーン、季節メニューの訴求等による客単価の上昇などにより、市場全体が拡大したと同協会は見ている。

 8月の業種別売上は、ファーストフード業態が前年同月比3.1%増だった。ディナー時間帯のキャンペーンやお得なランチセット、季節商品などが好調だった「洋風」が同4.1%増で、夏休みの子どもを対象にしたクーポン配布やアルコール類のキャンペーンなどが奏功した「和風」が同4.7%増など前年を上回った。そのほかではファミリーレストラン業態が同2.5%増、パブ・居酒屋業態が同1.4%増、ディナーレストラン業態が同4.2%増、喫茶業態が同1.2%増など全般的に好調だった。

40代以上の男性、外食の8割が「リピート利用」

 一方、株式会社リクルートライフスタイルは、東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県在住の20歳から64歳の男女4,391名を対象に、飲食店のリピート状況についての調査を実施し、その結果を9月25日に発表した。調査期間は2月23日から28日。

 1カ月の外食状況を聞くと、月に1回以上「食事もしくは飲酒」の機会があった人の割合は66.9%。男性が68.0%、女性が65.7%で、男女間に大きな差はなかった。内訳は、男性の場合は「食事・飲酒とも月1回以上」が38.0%、「食事のみ月1回以上」が23.0%、「飲酒のみ月1回以上」が7.0%。女性の場合は「食事・飲酒とも月1回以上」が27.1%、「食事のみ月1回以上」が34.2%、「飲酒のみ月1回以上」が4.4%で、「食事のみ」と回答した割合は女性のほうが多かった。

 続いて、月に1回以上の食事もしくは飲酒の機会があると回答した人(N=2,100)を対象に最近1週間の外食回数(0回を含む)を聞くと、全体の平均回数は2.97回で、男性が3.54回、女性が2.41回だった。内訳は、男性の場合は「朝食」が0.25回、「昼食」が1.67回、「夕食以降」が1.13回、「その他(喫茶など)」が0.48回。女性の場合は「朝食」が0.12回、「昼食」が1.04回、「夕食以降」が0.75回、「その他(喫茶など)」が0.50回だった。

 1週間の外食回数(0回を除く)とリピート利用率の関係を性別・年代別を見ると、男性の外食回数は4.32回、女性が3.02回、リピート利用率は男性が80.3%、女性が73.4%だった。男性の方が外食回数が多く、リピート利用率も高かった。また年代が高くなるほどリピート利用率が高くなり、40代以上の男性では外食回数のうち80%以上が「リピート利用」で、60代男性では87.3%となっている。

 外食産業市場はキャンペーンや季節メニュー、クーポン配布などの工夫を凝らすことで、好調に推移している。一方、性別・年代別では、男性の方が外食回数が多くリピート利用率も高い。いかに男性客を取り込めるかという点も、市場拡大の一つのポイントになりそうだ。

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