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銀行の貸出金、85カ月連続で前年を上回る
中小企業等向け貸出、伸び率が初めて前年を下回る

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2018/10/20 14:00

 銀行が貸出金を増やしている。東北や北海道に本店を置く銀行の貸出先は、地方公共団体向けの比率が高くなる傾向もみられた。

貸出金が85カ月連続で前年同月を上回る

 一般社団法人全国銀行協会は10月10日、「平成30年9月末 全国銀行 預金・貸出金速報」を発表した。

 全国銀行とは、都市銀行(みずほ、三菱UFJ、三井住友、りそな、埼玉りそな)の5行、地方銀行の64行、第二地銀(第二地方銀行協会加盟の地方銀行)の40行、信託銀行(三菱UFJ信託、みずほ信託、三井住友信託、野村信託)の4行に、新生銀行とあおぞら銀行を加えた115行。

 発表によると、平成30年9月末の全国銀行の貸出金は、前年同月末比2.6%増の493兆8,655億円で、85カ月連続で前年同月を上回った。業態別の貸出は、都市銀行が同5.2%増の196兆4,128億円、地方銀行が同3.8%増の205兆1,957億円、第二地銀が同2.8%増の51兆2,824億円、信託銀行が同15.8%減の33兆6,615億円だった。

中小企業等向け貸出、伸び率が初めて前年を下回る

 一方、東京商工リサーチは、国内銀行111行の2018年3月期決算の「地方公共団体向け」と「中小企業等向け(個人向け貸出金を含む)」の貸出金残高を前年同期と比較し、その結果を10月4日に発表した。なお、りそな銀行と沖縄銀行には信託勘定が含まれている。

 国内銀行111行の2018年3月期の総貸出金残高は、前年比1.5%増の445兆4,276億円で、2012年3月期から7年連続で増加した。貸出金の伸び率は地公体向けが前年比4.53%増で、0.54ポイントアップしたのに対し、中小企業等向けは同2.91%で同0.02ポイントダウンした。

 このうち、地方公共団体向けは同4.5%増の30兆8,509億円で、調査を開始した2010年3月期から8年連続で増加した。また、総貸出金に占める貸出比率は6.92%で同0.19ポイント上昇し、2010年3月期以降では最高記録を更新した。銀行別の地公体向け貸出比率が最も高かったのは青森銀行の33.29%(前年34.50%)で、4年連続でトップを維持した。以下、北都銀行32.34%(同32.05%)、北洋銀行30.27%(同29.19%)、北越銀行25.39%(同22.06%)、秋田銀行22.54%(同22.96%)と続き、上位には東北・北海道に本店を置く銀行が多い。

 中小企業等向けは前年比2.9%増の310兆4,235億円で、7年連続で増加した。また、総貸出金に占める貸出比率は69.69%で同0.90ポイント上昇した。銀行別の中小企業等向け貸出比率が最も高かったのはスルガ銀行の96.65%(前年96.11%)で、9年連続トップ。以下、南日本銀行93.92%(同94.06%)、大正銀行93.74%(同93.77%)、関西アーバン銀行93.74%(同93.41%)、静岡中央銀行92.80%(同92.77%)と、第二地銀が上位を占めた。

 低金利が続く中、銀行が貸出金を増やしている。貸出先は、東北や北海道に本店を置く銀行では地方公共団体向けの比率が高くなる一方、スルガ銀行や南日本銀行では9割以上が中小企業や個人向け融資を占めるなど、地域や銀行によって傾向の違いがみられた。

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