LINE独自の仮想通貨である「LINK(海外向け)」が、10月16日から、仮想通貨交換所「BITBOX」で取扱いを開始した。「BITBOX」は、LINEとそのグループ会社が運営している仮想通貨の交換のみを行える取引所で、法定通貨による仮想通貨の売買はできない。
LINKは、「LINE Token Economy」構想において利用可能な汎用コインで、LINEが提供する各dApp(※)サービスのユーザーへのインセンティブとして付与される。海外向けのサービスであるため日本および米国居住者は対象外。
LINEは独自開発したブロックチェーンネットワーク「LINK Chain」をメインネットとし、そこに分散型アプリケーション「dApp」サービスが参加することで、汎用コイン「LINK Point(日本向け)」と「LINK(海外向け)」を利用することができる「LINK エコシステム」を提供する。
今回、LINKが取引可能となる銘柄は「BITBOX」が取り扱うビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、テザー(USDT)の3銘柄。売買時のスプレッドは0.1%。LINKは今後、海外居住者向けにもローンチされる、知識共有プラットフォーム「Wizball」、未来予想プラットフォーム「4CAST」などで利用可能になる。
※ 「Decentralized Applications」の略。ブロックチェーン技術を用いた非中央集権的、オープンソースなアプリケーション。
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