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人工ダイヤモンドの量産化でICO、スイスのオンライン銀行がサポート

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2018/10/23 09:00

人工ダイヤモンドの量産化にICOを活用

 2015年に設立されたスイス企業LakeDiamond(レイクダイヤモンド)は、EPFL(ローザンヌのスイス連邦工科大学)で研究を重ね、高純度のダイヤモンド製造のためのリアクターを開発した。

 レイクダイヤモンドのChemical Micro-Wave Chemical Vapor Deposition(MWCVD)リアクターによって作り出された高品質のダイヤモンドは、マイクロメカニカル部品、レーザーパワービーム、高出力トランジスタ、高精度磁力計など、ハイエンドの宝飾品市場を超えて新たな需要に応えるものとなる。

 レイクダイヤモンドの潜在的なサービス領域の市場は、2022年には184億スイス・フランに達する見通し(同社調べ)。

 レイクダイヤモンドは今回工業用人工ダイヤモンドの量産化を目指し、ICO(仮想通貨技術を使った資金調達)を実施する。ICOはスイスの銀行グループSwissquote(スイスクォート)がサポートする、銀行グループによる初のICOとなる。

 スイスイクォートは、スイス証券取引所に上場するスイスの銀行グループ。ICOの一環として、技術、顧客確認(KYC)プロセス、支払いサービスに関する多くのサービスをレイクダイヤモンドに提供する。

2019年2QにはP2P決済も可能に

 今回のICOで販売される「LKD」は、レイクダイヤモンドのタイムベースのトークンで、「1分間のダイヤモンド生産」に該当する。トークンの所有者は、LKDを使用して、自社使用のためにダイヤモンドを生産したり、企業が産業顧客からの注文を受け取ったときにその生産の対価を獲得することができる。

 スイスクォートは10月22日に顧客向けプレセールを開始し、2019年第1四半期に公開ICO、同第2四半期には、トークンのピア・ツー・ピア(P2P)決済取引も可能となる見込みだ。

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