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現在「幸福ではない」人の7割は、老後の収入に不安を抱えている

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2018/10/27 12:00

 多くの人が老後の「家計・収入」に対して不安を感じている一方で、公的年金だけでは不十分と考えているようだ。

現在の「幸福感」と老後の収入不安

 チューリッヒ生命は全国の50歳から79歳の男女を対象に「シニアのワークライフバランスに関する調査」を実施し、その結果を10月15日に発表した。調査期間は9月13日から18日で、有効回答者数は1,000名(50代男女・60代男女が各167名、70代男女が各166名)。

 老後で不安に感じていることを複数回答で聞くと、最も多かったのは「自身の健康や病気」の73.2%で、以下、「家族の健康や病気」「収入・家計」(ともに53.5%)、「老後の生活全般」(46.0%)が続いた。「不安はない」は7.4%だった。

 また、現在「幸福を感じている」と回答した人と「幸福を感じていない」と回答した人を比較すると、老後の不安の中でも「収入・家計」に大きな差がついた。幸福を感じていない人の74.6%が老後の「収入・家計」に対して不安を感じているのに対して、現在、幸福を感じている人で「収入・家計」への不安を感じているのは47.0%となっている。

 続いて、老後の不安に備えて実施している対策を複数選択で聞くと、「食事に気を付ける」が53.3%で最も多く、以下、「運動を行う」(43.7%)、「趣味を持つ」(37.4%)、「老後資金の貯蓄」(33.1%)が続き、「特に対策はしていない」は24.0%だった。

年金以外の対策1位は「預貯金」

 一方、アイリックコーポレーションが運営する来店型保険ショップ「保険クリニック」は、老後の生活を支える年金保険について、20歳から60歳の男女600名を対象にアンケート調査を実施し、その結果を10月18日に発表した。調査期間は10月2日から4日。

 公的年金には、所定の年齢に達すると支給される「老齢年金」のほか、病気やけがで生活や仕事が制限されるようになった際に現役世代でも受け取れる「障害年金」や、被保険者が死亡した際に遺族に支払われる「遺族年金」がある。その中で、老後の生活を支える「老齢年金」について認知度を調べると、「知っている」が77.5%で「名前は聞いたことがあるが内容は知らない」が9.7%、「名前を聞いたことがない」が12.8%だった。

 将来受け取れるおおよその年金額を把握しているか聞くと、「把握している」は62.8%で「把握していない」は37.2%。そこで「把握している」と回答した328名にその金額で十分だと思うか聞くと、92.1%が「十分ではない」と回答した。

 また、全員に老齢年金のほかに老後資金の対策をしているか聞くと41.8%が「していない」と回答。年金額を把握しつつ「老齢年金だけでは十分ではない」と回答した302名に限定しても、23.2%が「老齢年金以外に何もしていない」と回答した。対策をしている人でも預貯金やタンス預金のみという人は129名、全体の5人に1人ということがわかった。

 大半の人が老後の収入に不安を感じ、年金だけでは不十分と考えているものの、経済的な備えをしていない人も多いようだ。

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