PKSHAの予測アルゴリズム・モジュールを採用
クレディセゾンは、2018年10月から、株式会社PKSHA Technology(パークシャテクノロジー、PKSHA)が提供する「PREDICO for Financial Intelligence」をクレジットカードの不正使用検知システムに導入した。
PKSHA Technologyは、自社開発した機械学習/深層学習領域のアルゴリズムを用い、既存のソフトウェアや各種ハードウェア端末向けにソリューションを展開している。伸長している領域としては、自然言語処理技術を用いた自動応答や、画像/動画認識、予測モデルなど多岐に渡る。
「PREDICO for Financial Intelligence」は、PKSHAが展開する機械学習を用いた予測エンジン「PREDICO」を金融業界向けに特化させたアルゴリズム・モジュール。さまざまなユースケース向けにカスタマイズすることで、与信スコアリングや融資判断、生損保の不正請求対策などを支援する。
トレンド追従型アルゴリズム
クレディセゾンが導入したシステムは、PKSHAが保有するアルゴリズムを、金融業界向けシステムを手掛けるインテリジェント ウェイブが提供しているクレディセゾンの不正使用検知システムに合わせてカスタマイズし、導入するもの。
今回の事例でPKSHAが開発したトレンド追従型アルゴリズムは、日々変化する不正手口に自動的に適応し、従来技術では検知できなかった不正使用を誤検知の割合を高めることなく検知する。常に最新の不正手口を学習し続けることで、その変化にスピーディに対応し、高い精度で不正使用を抑止することが可能になる。
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