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9月の小売売上、コンビニとスーパーは前年比増
百貨店はインバウンド堅調もマイナスに

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2018/11/03 18:00

 降雨量が多い上に、台風などで交通機関にさまざまな影響が出た9月。コンビニ、スーパー、百貨店の売上を見てみよう。

雨の多かった9月、コンビニとスーパーは堅調

 日本フランチャイズチェーン協会が10月23日に発表した「JFAコンビニエンスストア統計調査月報 2018年9月」によると、9月のコンビニエンスストア売上高は、全店ベースで前年同月比5.2%増の9,375億8,200万円で、67カ月連続で前年を上回った。既存店ベースも同3.5%増の8,373億5,400万円で、4カ月連続でプラスだった。

 9月は秋雨前線の停滞や台風の影響などで全国的に降水量がかなり多く、来店客数が全店ベースで前年同月比0.5%減、既存店ベースで同2.6%減と落ち込んだ。一方で10月のたばこ税増税に伴う駆け込み需要に加え、カウンター商材や調理麺、惣菜・おでん・冷凍食品などが引き続き好調に推移。平均客単価が全店ベースで同5.7%増の652.7円、既存店ベースで同6.3%増の623.4円に伸び、売上高の増加につながった。

 スーパーも堅調だった。日本チェーンストア協会が10月23日に発表した「チェーンストア販売統計(月報)平成30年9月度速報」によると、加盟58社(1万318店)の9月の売上高(店舗調整後 以下同じ)は前年同月比1.9%増の1兆363億8,274万円だった。

 9月の売上は相場高の影響もあって食料品が前年同月比2.8%増、農産品が同5.8%など好調だった。また、衣料品が同5.6%減と苦戦したものの、住関品が同0.8%増で底堅く推移し、販売総額がプラスになった。

百貨店は3カ月連続、前年同期を下回る

 一方、日本百貨店協会が10月23日に発表した「平成30年9月 全国百貨店売上高概況」によると、加盟79社(219店)の9月の売上高(店舗数調整後)は前年同月比3.0%減の4,197億5,118万6,000円だった。前年同期を下回るのは3カ月連続。2度の台風上陸や北海道胆振東部地震など自然災害の影響で、休業や営業時間短縮を余儀なくされたことが影響した。

 顧客別ではシェアの94.1%を占める国内市場が前年同期比3.5%減と苦戦する一方、シェア5.9%のインバウンドは、台風による関西空港一時閉鎖の影響を受けた大阪を、名古屋や福岡など他地区が補って堅調に推移し、同6.3%増の約246億円と22カ月連続のプラスとなった。

 9月の小売売上は台風の影響を受けながらも、コンビニやスーパーでは堅調に推移した。一方で百貨店はインバウンドが堅調だったが、シェアの大半を占める国内の個人消費が伸び悩み、全体として苦戦したようだ。

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