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トヨタ、月額定額サービス「KINTO」発表、営業組織はチャネル制を廃止

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2018/11/02 08:00

 トヨタ自動車は、愛車サブスクリプションサービス「KINTO」を2019年初めにスタートする。また、営業、販売組織の大改革も行う。

人とクルマの関わり方が変化している

 現在、クルマと人の関わり方が変わりつつある。従来の「所有」から「利活用」にシフトし、シェアリングやカーリース、レンタカーなど、保有の形態や乗り方の選択肢が増えている。

 また、利用者の生活スタイルや消費スタイルが変化し、1台のクルマを長年保有するニーズに加え、好きなクルマ・乗りたいクルマを自由に選び、気軽に楽しみたいというニーズも高まっている。こうした現状を踏まえて、トヨタは11月1日、新たに個人向け愛車サブスクリプションサービス「KINTO」を2019年の初めをめどに展開する。

 こうしたサービスは海外メーカーがすでに展開しており、メルセデス・ベンツ今年6月、定額料金で様々な車種を利用できるサブスクリプションサービス「メルセデス・ベンツ・コレクション」を発表。また、アウディ ジャパンもプレミアム モビリティ サービス「Audi on demand(アウディ オン デマンド)」を開始している。

ユーザーにはポイントも提供

 「KINTO」では、税金や保険の支払い、車両のメンテナンス等の手続きをパッケージ化した月額定額サービスを気軽に申し込むことが可能で、好きなクルマ・乗りたいクルマを自由に選び、楽しむことができる。

 また、「愛車サブスクリプションサービス」という位置づけのこのサービスでは、クルマを愛車として大切に利用している人に還元するため、コネクティッド技術を活用した安全運転・エコ運転の度合いや販売店への定期入庫などをポイント化して提供するプログラムも提供するとしている。新サービスの運営方法・形態は現在検討中で、当初は東京地区でトライアルを実施する予定だ。

営業組織も大変革

 トヨタの取り組みはサブスクリプションサービスだけにとどまらない。同じ11月1日には、販売ネットワークの変革に取り組むと発表した。

 トヨタは、4つの販売チャネル(トヨタ店、トヨペット店、カローラ店、ネッツ店)を持っているが、今年1月から、日本の営業体制や働き方を「チャネル軸」から「地域軸」に見直し、地域に根差す方向性に転換してきた。この取り組みをさらに進めるため、どの店舗でも地域の顧客の求めるあらゆるニーズに対応するため、2022~2025年をめどに、原則、全販売店全車種併売化を実施する。

 その上で、新たにカーシェアリング事業を立上げる。将来的には、販売店は移動を軸に他業種/行政などと連携したサービスを提供し、地域社会をより豊かにする業態を目指すとしている。

 この取り組みを2019年4月から、東京のメーカー直営販売店4社が融合する新会社「トヨタモビリティ東京」で先行して実施。全国ではチャネルを存続するが、メーカー直営店である4社はチャネルを廃止、「ひとつのトヨタ」として、全店舗での全車種販売を開始する。

 具体的な施策は以下のように3つに分かれる。

商品戦略

 厳選した高い競争力の商品と流通ネットワークをフル活用し、150万台販売を維持。2022年~2025年をめどに全販売店で全車種併売化を実施する。扱い商品は共通となるが、チャネルはこれまで長い間、顧客と築いてきたブランドであり、今後も維持する。

モビリティサービスの開始

 トヨタはシェアリング事業のため、以下のようなシステムやデバイスを販売店に提供する。

  • すでにハワイで利用しているシェアリングアプリの日本版
  • 車両情報を取得するデンソー製の通信型ドライブレコーダー
  • トヨタファイナンスの決済システム

 これらを軸に、トヨタの販売店やレンタリース店の店舗、試乗車を活用したカーシェアリング事業を立上げ、販売店の参画を促す。豊富な車種ラインアップ、安全装備の積極搭載に加えて、車両の利用情報、走行情報に基づく利用者ごとのポイント付与など、新たなサービス開発を目指す。

 シェア事業は2018年内を目途に東京でトライアルを開始し、2019年内の本格立ち上げを目指す

東京ReBORN

 2019年4月に新会社「トヨタモビリティ東京」を立ち上げ、チャネル制を廃止して、東京直営店を「ひとつのトヨタ」に統一する。看板などに掲げるシンボルマークはグローバル共通のトヨタブランドロゴに順次統一していく。

 また、同時に全国に先駆けて全店舗で全車種販売を実施。2018年12月には、カーシェアリングサービスのトライアルを中野区の20拠点程度で開始し、2019年2月からは、東京直営店20店舗程度を活用し都内全域に展開する。2019年初めをめどに、個人向けの月額定額サービス「KINTO」をトライアル導入する。

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