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銀行貸出金、86か月連続で前年同月上回るも
平均借入金利は10年連続低下、経営環境厳しく

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2018/11/24 22:00

 銀行は貸出を増やしているものの金利は低下傾向にあり、地域別では人口動態や所在する金融機関の数によって大きな開きがあった。

都市銀行や地銀が貸出増やす

 一般社団法人全国銀行協会は11月7日、「平成30年10月末 全国銀行 預金・貸出金速報」を発表した。全国銀行は、新生銀行とあおぞら銀行に加え、都市銀行(みずほ、三菱UFJ、三井住友、りそな、埼玉りそな)の5行、地方銀行の64行、第二地銀(第二地方銀行協会加盟の地方銀行)の40行、信託銀行(三菱UFJ信託、みずほ信託、三井住友信託、野村信託)の4行を加えた115行。

 全国銀行の10月末時点の貸出金は491兆4,514億円で、前年同月末比で12兆1,918億円増加し、86カ月連続で前年同月を上回った。業態別では、都市銀行が194兆4,847億円で同8兆9,811億円増加、地方銀行が205兆1,979億円で同7兆9,794億円増加、第二地銀が51兆670億円で同1兆4,615億円増加、信託銀行が33兆3,551億円で同6兆5,056億円減少。低金利が続く中、都市銀行や地銀を中心に銀行は貸出を増やしている。以下のグラフは、貸出金における前年同月末比増減率の推移だ。

平均借入金利は10年連続で前年を下回る

 一方、帝国データバンクは11月8日、「全国平均借入金利動向調査(2017年度)」の結果を発表した。調査は同社の企業財務データベースに収録されている約83万社のうち、2006年度から2017年度の決算データを集計・分析したもの。借入金利は、有利子負債(銀行等、保険、ノンバンク、個人借入等を含む借入金、社債、CP等を含む総額)に対する支払利息の割合で、平均値は全体の最大値と最小値からそれぞれ10%分のデータを除いて算出した。

 その結果、2017年度の平均借入金利は前年度から0.09ポイント低下して1.33%となり、2007年度の2.21%から10年連続で前年を下回った。

 都道府県別の平均借入金利が最も低かったのは「愛知県」の1.10%(前年度比0.11ポイント低下)で、以下、「香川県」(1.11% 同0.10ポイント低下)、「岐阜県」(1.17% 同0.13ポイント低下)、「埼玉県」(1.19% 同0.11ポイント低下)、「大阪府」(1.20% 同0.10ポイント低下)が続いた。第二地銀や信用金庫がひしめく中部地方の愛知県と岐阜県で、低金利が顕著だった。

 一方、平均借入金利が最も高かったのは「秋田県」の1.77%(前年度比0.07ポイント低下)で、以下、「沖縄県」(1.68% 同0.10ポイント低下)、「島根県」(1.68% 同0.05ポイント低下)、「山形県」(1.65% 同0.10ポイント低下)、「大分県」(1.63% 同0.02ポイント上昇)いた。

 また、秋田県や山形県のほか「岩手県」(1.62% 同0.11ポイント低下)や「青森県」(1.54% 同0.12ポイント低下)など、前回調査同様に東北地方で借入金利が高いなどの傾向があった。

 銀行は貸出金を増やしているものの、人口動態や所在する金融機関の数によって金利に大きな開きがあり、競争の激しいエリアの金融機関は厳しい経営環境にあるようだ。

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