MONEYzine(マネージン)

一覧から探す

クラウドファンディング市場は127.5%増の1700億円、「貸付型」は利回り競争が過熱

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2018/12/04 08:00

 矢野経済研究所の調査によると、2017年度の国内クラウドファンディング市場規模は新規プロジェクト支援ベースで前年度比127.5%増の1,700億円に成長した。

「貸付型」が全体の9割

 矢野経済研究所が2017年度の国内クラウドファンディング市場を調査した結果、2017年度(2017年4月~2018年3月)は、新規プロジェクト支援額ベースで前年度比127.5%増の1,700億円と推計される。

 類型別に新規プロジェクト支援額をみると、購入型が約100億円(構成比5.9%)、寄付型は約7億円(同0.4%)、ファンド型約50億円(同3.0%)、貸付型(ソーシャルレンディング)約1,534億円(同90.2%)、株式型が約9億円(同0.5%)となった。最も構成比が高いのは貸付型で、全体の9割を占めている。購入型はサービス参入企業数が最も多いが構成比では5.9%にとどまっている。

2017年度は新規プロジェクト支援者数が前年度比で倍増

 市場拡大の背景には、貸付型の拡大のほか、2015年に金融商品取引法が改正され、非上場株式の発行を通じた資金調達を行なうための制度として創設された「株式型」の提供が、2017年4月から始まったことがある。

 また、地方自治体でのクラウドファンディング活用の広がりに加え、大手メディアや運輸業、製造業、物販業等々からの新規参入が続いている。サイト運営事業者と金融機関との事業連携も進み、資金調達の新たな門戸として定着しつつある。

 2017年度は新規プロジェクト支援者数が前年度比で倍増し、年度内で延べ137万人となり、15,321プロジェクトを支援した。中でも、購入型が大きく寄与しており、支援者数全体の58%(79万人)を占めた。

「貸付型」は利回り競争が過熱、「購入型」は堅調に推移

 新規支援プロジェクト件数をみると、2016年度の購入型の件数シェアは約6割程度を占めていたが、2017年度は貸付型(ソーシャルレンディング)の件数が増加したことで、新規支援プロジェクト件数では購入型と貸付型が二分している。

 貸付型については依然として、利回り競争が過熱しており、投資期間が比較的短期で支援者の投資意欲が旺盛なことから、組成本数の増加に拍車をかけている。

 一方、購入型では2016年度に続き「地方活性化・創生」プロジェクトやものづくりなどの「プロダクト系」が件数増加を後押しした形となり、堅調に推移した。新規支援プロジェクトの傾向として、購入型は1プロジェクト当たり「10万円未満」の小規模のプロジェクトから、「1億円以上」の大規模プロジェクトまで幅広い成立実績がある。

2018年度は、前年度比20.3%増の2044億円

 今後について、矢野経済研究所は、2018年度はいずれの類型も支援額は増加を見込んでおり、2018年度の国内クラウドファンディング市場は新規プロジェクト支援額ベースで、前年度比20.3%増の2,044億円と予測している。

 特にファンド型においては、以前から扱われていた事業性ファンド等に加え、2017年に不動産特定共同事業法が改正され、小規模不動産に限ってインターネットで投資が出来る、クラウドファンディングを活用した投資環境が整う見込み。

 不動産ファンドが扱えるようになることで拡大の見込みである。国土交通省の強い推進によって、不動産事業者が使いやすく、かつ投資家の保護を図る環境が整う見通しである。

【関連記事】
READYFORが5.3億円の資金調達、AI研究の松尾豊氏をはじめ強力な布陣
金融サービス「CAMPFIRE Bank」、クラウドファンディングの支援者にも融資
株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」が「グッドデザイン賞」

【FXランキング】 FXランキング 最新FXランキング スワップFXランキング 手数料FXランキング 口座数FXランキング 会社
【FXを徹底比較】 FX比較 取引コストFX比較 手数料FX比較 通貨ペアFX比較 発注機能FX比較 サービスFX比較 安全

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

株式

もっと見る

FX

もっと見る

経済・社会

もっと見る

マンガ

もっと見る

国際ニュース

もっと見る

この記事に登録されているタグ


All contents copyright © 2007-2018 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5