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「楽しさ」で30万ユーザーを獲得した
クレディセゾン「永久不滅ポイント運用サービス」

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2018/12/17 12:00

 業界初の試みを次々と実現してきたクレディセゾンの「永久不滅ポイント」が「ポイント運用サービス」を始めて、今年で2周年。30万人を超えるポイント利用者に向けて、提供しようとしているものは何か、2人のキーパーソンにインタビューしました。

「ポイント運用サービス」が生まれたきっかけ

――今回は、クレディセゾンの「ポイント運用サービス」についてうかがっていきたいと思います。母体となるポイントプログラム「永久不滅ポイント」ですが、ネーミングからインパクトがありますね。

橋村:「永久ポイント」は2002年に有効期限のないポイントプログラムとしてスタートしました。セゾンカードあるいはUCカードでのショッピングで1000円につき1ポイントが付与され、100ポイントからさまざまなアイテムと交換可能です。今では、常時400のアイテムがラインナップされ、年間で約1200アイテムを展開しています。

クレディセゾン 経営企画部 グループ戦略室 橋村奈緒子氏 2011年クレディセゾン入社。地域金融機関と提携したファイナンスサービスの開発・運営に従事した後、2016年経営企画部に配属。次世代顧客コミュニケーションプロジェクトへの参加を経て、2017年より現職。

クレディセゾン 経営企画部 グループ戦略室 橋村奈緒子氏
2011年クレディセゾン入社。地域金融機関と提携したファイナンスサービスの開発・運営に従事した後、
2016年経営企画部に配属。次世代顧客コミュニケーションプロジェクトへの参加を経て、2017年より現職。

美好:「永久不滅ポイント」なので、利用者の手元にはとにかくたくさんポイントが貯まっていきます。そのため、初期では比較的ラグジュアリーな交換アイテムを設定していました。たとえば「オーロラを見に行く」ツアー、プライベートジェットの旅などです。どんどんポイントを貯めてもらって「夢を見てもらう」というところからスタートし、次第にもっと少額の、100ポイント単位で換えられるものになっていきました。

クレディセゾン アセット・マネジメント・ビジネス・オフィサー 美好琢磨氏1987年千代田生命保険相互会社(現ジブラルタ生命保険)に入社、外資系運用会社などを経て、マネックスグループ執行役員に就任。15年にクレディセゾンに移り、セゾン投信取締役兼職、マネックス・セゾン・バンガード投資顧問の設立に関わり取締役を兼職、現在に至る。

クレディセゾン アセット・マネジメント・ビジネス・オフィサー 美好琢磨氏
1987年千代田生命保険相互会社(現ジブラルタ生命保険)に入社、外資系運用会社などを経て、
マネックスグループ執行役員に就任。15年にクレディセゾンに移り、セゾン投信取締役兼職、
マネックス・セゾン・バンガード投資顧問の設立に関わり取締役を兼職、現在に至る。

 2010年あたりからお金のような使い方も広げていき、ショッピングの支払いにも使えるようになりました。もうひとつ、大規模な災害が起こった時に義援金としてポイントを使えるようにしたところ、想像以上に利用していただきました。

――ユーザー視点でサービスを拡充されてきたわけですが、「ポイント運用サービス」が生まれた最初のきっかけはなんだったのでしょうか。

美好:「永久不滅ポイント」は有効期限がないので、「使わなきゃ」とポイントを意識したり、保有ポイント数を把握している方が少ないんですね。私たちとしては、ポイントプログラムを通じて、お客様の生活がより面白くなるようにしていきたい。オーロラツアーのようなアイテムを提供していたのも、今まで買ったことがないけれど、ポイントがあるから交換してみようという使い方ができるようにしたかったからです。

 一方、日本では投資について「お金が減るから怖いな」と考えている方が多く、興味はあるけどやったことがないという人が圧倒的多数という現状があります。ならば、ポイントを使った疑似体験ができないかなと。それがきっかけですね。私たちのねらいとしては、「ポイントを意識していただきたい」「投資もしていただきたい」、この2つをサービスにしたものがポイント運用サービスなのです。

「ポイント運用サービス」とは

――では、「ポイント運用サービス」とは具体的にどのようなサービスなのでしょうか。

橋村:「ポイント運用サービス」は、貯まった永久不滅ポイントを運用して、投資の疑似体験ができるサービスです。株式や投資信託に投資する場合、実際に自分のお金を投じて購入し、それが企業の業績、国内外の経済の状況、政策などさまざまな要因の影響を受けて増えたり減ったりする。けれど、日本で投資を怖いと感じる人が多い理由として、資産が「減る可能性」「元本割れの可能性がある」ということが大きいと思います。

 ポイント運用サービスは、「お金を投じるのは怖いけれど、ポイントならやってみてもいいかな」という方に向けて作ったもので、たとえば「投資信託コース」では、マネックス・セゾン・バンガード投資顧問という会社が運用する投資信託など、実際の投資信託の運用状況に連動してポイントが増減します。

「ポイント運用サービス」のウェブサイト
「ポイント運用サービス」のウェブサイト

――お金ではなくポイントで、「増えたり減ったり」する体験ができると。

橋村:そうです。現在では「投資信託コース」と「株式コース」があり、合計5つのコースから選べるようになっています。

 「投資信託コース」は、外国株式・債券を中心に積極的にプラスを狙う「アクティブコース」、国内債券を中心に安定的な運用を目指す「バランスコース」、東証株価指数に連動する「日本株(TOPIX)コース」、米国市場の主要500銘柄の株式指数に連動する「アメリカ株(VOO)コース」の4コースから選べます。一方、「株式コース」は実在する企業の株価に連動してポイントが増減するようになっています。

――「攻め」と「守り」など、自分のスタイルに合わせてコースを選べる。これも実際の投資体験に近いですね。

橋村:ただ「減るのが怖い」ではなく、「増えたり減ったり」を自分でコントロールできる余地がある、ということが大事かなと思います。


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著者プロフィール

  • 井浦 薫(編集部)(イウラ カオル)

    MONEYzineのロゴ下のキャッチコピーが「投資とお金のこと、もっと身近に」に変わりました。
    これから大きく変化していくこの領域で、注目の人やサービス、テクノロジーを紹介していきたいと思います。ウェブだけでなく、MarkeZine BOOKSの書籍編集も担当しています。

  • 慎 芝賢(シン ジヒョン)

    フリーカメラマン 日本大学芸術学部写真学科卒業後、朝日新聞出版写真部勤務。
    2014年フリーカメラマンに。
    雑誌・書籍・新聞・web媒体を中心に撮影を行う。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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