MONEYzine(マネージン)

テーマ別に探す

家計調査、10月の消費支出は実質0.3%減
外食市場売上高は26カ月連続で前年を上回る

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2018/12/15 14:00

 10月は冬物衣類の購入が減るなど消費支出が伸び悩む中、外食市場は客数が増加しており、売上高も堅調に推移している。

 総務省が12月7日に発表した10月の家計調査によると、2人以上世帯の消費支出は1世帯あたり29万396円で、物価変動の影響を除いた実質(変動調整値)で前年同月比0.3%減少した。9月の同1.6%減に続き、2カ月連続の減少になる。

 費目別で減少が目立ったのは「被服及び履物」で、気温が高かった影響でセーター類など冬物衣料が伸び悩み、前年同月比8.0%減少した。そのほかでは、設備修繕・維持費の支出が振るわなかった「住宅」が同3.6%減で2カ月連続の減少、ガス代や光熱費などが減少した「光熱・水道」が同0.2%減で7カ月連続の減少、野菜などの高騰で支出が減少した「食料」が同1.2%減で4カ月連続の減少となった。一方、授業料や補習教育などの支出が増えた「教育」は同13.3%増、家庭用耐久財などが好調だった「家具・家事用品」が同8.8%増で、それぞれ2カ月ぶりに増加に転じるなど好調だった。

 一般社団法人日本フードサービス協会が11月26日に公表した「外食産業市場動向調査 平成30年10月度」の集計結果によると、協会会員事業者201社(3万6,380店舗)の10月の全体売上高は、前年同月比1.7%増に拡大した。10月は日曜日が1日少ない曜日回りであったほか、客単価が同0.6%減で推移した。

 しかし、店舗数が同0.3%増となったほか、2週続けて週末に台風の上陸・接近があった前年と比較して天候に恵まれ、客数が同2.2%増と堅調に推移したことなどから、26カ月連続で売上高は前年を上回った。

 業態別では、ファーストフード(57社・1万9,844店舗)は客単価が前年同月比1.5%減少したものの客数が同3.0%増加し、売上高は同1.5%増加した。ファミリーレストラン(51社・9,759店舗)は客数が同0.6%減少したが、客単価が同1.3%増加し、売上高は0.7%増加した。パブ・居酒屋(34社・2,393社)も客単価が0.3%減少したが、客数が同3.9%増加し、売上高は同3.6%増加した。

 消費支出が伸び悩む中、外食産業市場は客単価の減少を客数の増加が補い、緩やかながらも拡大を続けているようだ。

【関連記事】
消費者態度指数、3か月連続で低下 「節約したい」71.3%、20~30代で高まる節約志向
来年「家計は悪くなる」29.5% 転職希望者の79.1%が「副業に興味あり」
都内中小企業、景況感弱含みも業況DIは上向き 全国の中小企業でも今年度「増収」が36.6%に

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク


All contents copyright © 2007-2020 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5