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貯金、生保、株……家計の貯蓄現在高、平均値は1,812万円
人生100年時代の資産形成は「運用より働く」23%

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2018/12/15 18:00

 多くの人が貯蓄の大半を預貯金や生命保険で保有しており、人生100年時代においては資産運用よりも長く働きたいと考える人が多いようだ。

 総務省が5月に公表した「家計調査報告 貯蓄・負債編」によると、2017年の世帯当たり貯蓄現在高(二人以上世帯 以下同じ)の平均値は1,812万円で、前年比で8万円(0.4%)減少した。2012年の1,658万円から連続して前年を上回って推移していたものの、2017年は5年ぶりに前年を下回った。

出典:総務省統計局 家計調査報告
出典:総務省統計局 家計調査報告

 2017年の貯蓄現在高の階級別世帯分布は「100万円未満」が10.0%で、「100万円以上 200万円未満」が5.3%、「200万円以上 300万円未満」が5.2%、「300万円以上 400万円未満」が5.3%など貯蓄現在高が低い階級に偏っており、平均値の1,812万円を下回る世帯は全体の67.0%を占めた。平均値を上回った階層では、「2,000万円以上 2,500万円未満」が6.3%、「2,500万円以上 3,000万円未満」が5.0%、「3,000万円以上 4,000万円未満」が6.9%、「4,000万円以上」が11.8%だった。

 2017年の貯蓄現在高の種類別内訳は、「定期性預貯金」が712万円(構成比39.3%)で最も多く、以下は「通貨性預貯金」が442万円(同24.4%)、「生命保険など」が377万円(20.8%)、「有価証券」が246万円(同13.6%)、「金融機関外」が36万円(同2.0%)で続いた。また、定期性預貯金の額は前年比2.1%減で3年連続で減少したのに対し、通貨性預貯金の額は同7.3%増で9年連続で増加している。

 一方、野村アセットマネジメント株式会社は、20歳以上の男女約2万名を対象に「人生100年時代の資産運用に関する調査」を実施し、その結果を12月3日に発表した。調査期間は6月13日から18日。

 資産運用について意識を調査(N=2万1,409名)すると、人生100年時代にあたって61%の人が資産運用に関して考えていた。そこで、資産運用について「考えている」と回答した1万2,987名に、資産運用に関する意識を聞くと、全体の23%が「できるだけ長く働き、資産運用は行わないつもり」と回答した。

 そのほかでは、「低リスク商品であれば、長く保有することができる」が16%、「資産運用の必要性は分かっているが、大きな損失が不安なので躊躇してしまう」が14%、「長期の資金計画のもとで資産運用は安定性を重視したい」が12%、「少しでも損失が発生する資産運用はせず、ゼロ金利が続いても貯金で十分」が10%など慎重な意見が多かった。

 また、「長い投資期間があるので、積極的にリスクをとって資産を殖やしたい」は8%、「将来のインフレに対する備えとして、証券投資による資産運用が必要」は5%など、資産運用に積極的な人もいたが全体では少数だった。

 人生100年時代にあたって資産運用に積極的な人もいるが、損失を嫌う傾向が強く、長く働き続けることで資産形成を目指す人も多いようだ。

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