MONEYzine(マネージン)

テーマ別に探す

外食産業の役員年棒トップは日本マクドナルド、吉野家・サイゼリヤ・コメダなど30社以上の年棒をチェック

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 年末年始は外食の機会が増える季節。2018年の最後は、外食各社の社内取締役の年俸を調べてみた。話題のカルロス・ゴーン氏に迫る高額年俸の経営トップは存在するのか? 平均額の推移は?

国内外食企業の年俸トップは日本マクドナルド

 役員報酬を実際より少なく有価証券報告書に記載したという虚偽記載に問われ、日産自動車(7201)三菱自動車(7211)の経営トップを解任されたカルロス・ゴーン氏。開示されている金額でいえば、17年度役員報酬の総額はおよそ20億円。ルノー737万6234ユーロ(1ユーロ130円換算で、9億5891万円)、三菱自動車2億2700万円、日産自動車7億3500万円が内訳である。

 一方、今回のテーマである国内外食企業の年俸トップは、日本マクドナルドホールディングス(HD/2702)のサラ・カサノバCEO(経営最高責任者)だ。

 14年度、15年度の2期連続最終赤字から脱し、16年度以降は業績が上向きに転じたことで年俸も右肩上がり。基本報酬に加算される「株価連動型報酬」や「業績連動型報酬」、それに子会社の日本マクドナルドからの支給などが大幅に伸びたことが要因である。業績の推移からすれば、18年度もアップするのは確実だろう。

 日本マクドナルドHDの社内取締役の平均年俸も1億円を突破。カサノバCEOを含め、社内取締役6人中3人が年俸1億円を突破したように、社内取締役への報酬総額がアップしたからだ。17年度の報酬総額は7億3900万円。直営店舗で働く従業員やアルバイトなどスタッフ人件費502億円の1.5%に相当する金額である。

 ちなみに、本国の米マクドナルドの経営トップの17年度年俸はおよそ24億円(2176万ドル)。16年度の17億円からのアップである。ちなみに、米スターバックスのCEOは12.6億円(1148万ドル)だ。

すかいらーく会長の年棒は2億4100万円

 こちらも苦境を脱した外食大手、すかいらーくHD(3197)の谷真会長兼社長の年俸は2億4100万円。16年度は2億100万円だったことから増額での推移である。「ガスト」や「ジョナサン」などを運営している同社は、株式市場から退場して経営再建に取り組んだ経緯がある。再上場は14年。米系投資ファンドのベインキャピタル主導によるものだったが、コンスタントに稼げる企業に変身したことで、経営陣の年俸も増額になっていると見ていいだろう。17年度、谷会長兼社長を含め3人の社内取締役への支給総額は4億6500万円。1人平均1億5500万円は、外食企業トップである。

 マクドナルドHDとすかいらーくHD以外で、年俸が1億円を超す社内取締役が存在しているのは、スシローグローバルHD(1億100万円)、ゼンショーHD(1億6500万円)、コロワイド(2億1600万円)。いずれも1人ずつである。

 スシローグローバルHD(3563)は、17年度になって初めて年俸1億円超の社内取締役を輩出。「すき家」や「なか卯」を展開するゼンショーHD(7550)、「甘太郎」「牛角」「いろはにほへと」などのコロワイド(7616)の両社はオーナー系企業であり、毎年ほぼ同額での推移だ。

 ただし、オーナートップを除いた平均は、ゼンショーHDが3000万円弱、コロワイドは2000万円弱である。また、ゼンショーHDの子会社であるココスジャパン(9943)ジョリーパスタ(9899)の社内取締役平均年俸は、親会社平均をかなり下回るのが現実。コロワイド子会社のアトム(7412)カッパ・クリエイト(7421)も同様である。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

著者プロフィール

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

All contents copyright © 2007-2019 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5