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企業のAI活用、導入率が高いのは「金融業」12.5%
一方、バイト学生は「客との会話に活用したい」

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2019/01/12 14:00

 多くの企業がAIに関心を持っているものの、すでに導入している企業は2.9%だった。業種別では「金融業」の導入率が最も高かった。

 株式会社矢野経済研究所は国内の民間企業515社を対象に「AI(機械学習やディープラーニング、自然言語処理、画像認識、機械翻訳、ロボット、チャットボット、RPAなど)の導入状況や業種別の動向」について法人アンケート調査を実施し、その結果を2018年12月13日に発表した。調査期間は2018年7月から11月。

 全体のAI導入状況は、「すでに導入している」が2.9%、「実証実験(PoC)を行っている」が5.8%、「利用に向けて検討を進めている」が11.5%、「これから検討をする予定である」が11.5%だった。その一方で、「関心はあるがまだ特に予定はない」が52.2%で半数を占めたほか、「今後も取り組む予定はない」が15.0%、「過去に検討・導入したが現在は取り組んでいない」が1.2%だった。

 業種別のAI導入率は、「金融業」(N=16社)が12.5%で最も高く、以下、「プロセス製造業」(N=129社)が3.9%、「加工組立製造業」(N=108社)が3.7%、「サービス業」(N=141社)が2.1%、「流通業」(N=121社)が0.8%で続いた。

出典:矢野経済研究所サイト

 流通業でAI導入企業が少ないことについて同社は、流通業はITの活用に慎重な企業が多いほか、IT人材も少ないという実態が影響していると指摘している。しかし、流通業は少子高齢化による労働力不足が深刻化しており、決済や販売、需要予測などを支援するAIを搭載したソリューションの利用により、省力化や業務自動化の効果が期待できるとみている。

 一方、ディップ株式会社はサイコロLab.において「アルバイト就業者に聞いたAI活用意向と意識調査」を実施し、その結果を2018年11月7日に発表した。

 15歳から26歳のアルバイト就業中の学生500名を対象に「AI活用意向スコア」(職場でAIが活用されれば良いと思うことがあるか聞き、「非常にそう思う」の6点から「全くそう思わない」の1点まで6段階で点数化して平均値を算出)を調べると、点数が高かったのは「ガールズバー」「医療・介護・福祉」「調査・モニター」の4点で、「ITクリエイティブ」が3.92点で続いた。低かったのは「フード飲食」の2.7点、「美容・理容・サロン」の2点など。

 そこで、AI活用意向が強かった「ガールズバー」でのアルバイト経験者に、どんなAIがあれば嬉しいか聞くと「ジェネレーションギャップを埋めるためのネタ提案」「お客を盛り上げるための簡単なゲームの提案」「リピーターが他の女の子と話したデータを記憶し、その内容に基づいた話題を提案する」など、お客とのコミュニケーションツールとして利用したいとするコメントが挙がった。

 省力化や業務自動化などが期待されるAIについて、アルバイトで働く学生はコミュニケーションツールとして活用したいと考える傾向もあるようだ。

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