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モバイル決済、アクティブユーザーが1,157万人に
モバイル端末向け指紋センサー市場も拡大続く

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2019/01/19 14:00

 モバイルキャッシュレス決済市場が拡大しており、2021年度末にはアクティブユーザーが1,953万人に達すると予想されている。

 株式会社ICT総研は1月7日、モバイルキャッシュレス決済の市場動向に関する調査結果を発表した。調査は決済サービス運営会社・関連企業への取材結果や各種公開資料、インターネットユーザーを対象にしたアンケート調査の結果などをもとにまとめたもの。

 キャッシュレス決済の中で成長が見込まれているのは、スマホを利用したキャッシュレス決済の分野だ。2018年度末(2019年3月末)の「スマホアプリの電子マネー」のアクティブユーザー(1カ月に1回以上利用する利用者)は1,157万人で前年度末の893万人から増加し、2021年度末には1,953万人に達すると予想されている。

出典:株式会社ICT総研
出典:株式会社ICT総研

 同社が2018年12月にスマホアプリの電子マネー利用者(N=543名)を対象に実施したアンケート調査によると、「Suica」(238名)、「楽天Edy」(233名)、「nanaco」(177名)、「WAON」(145名)、「iD」(119名)などのサービスがよく利用されていた。

 また、2018年度末の「スマホのQRコード決済サービス」のアクティブユーザーは512万人で前年度末の187万人から大きく増加した。QRコード決済サービスは店舗の設備投資を抑えやすいことから取扱店舗の増加が見込まれ、2021年度末には1,880万人に達すると予想されている。

 同社が2018年12月にスマホのQRコード決済サービス利用者(N=279名)を対象に実施したアンケート調査によると、「楽天ペイ」(130名)、「PayPay」(102名)、「LINE Pay」(97名)、「d払い」(69名)などのサービスがよく利用されていた。

 一方、株式会社矢野経済研究所は2018年12月5日、指紋センサー世界市場規模の推移などについて発表した。調査対象はスマホなどモバイル端末向けを中心としたユーザーインターフェース関連デバイスメーカーで、調査期間は2018年8月から10月。

出典:株式会社矢野経済研究所サイト
出典:株式会社矢野経済研究所サイト

 調査におけるユーザーインターフェースデバイスは、スマホやタブレットなどの中小型モバイル端末向けを中心とした指紋・顔・虹彩・音声用の各種センサー及びセンサーモジュール、タッチパネル、フォースフィードバック用アクチュエータ、駆動ICなど。

 指紋認証は指を置くだけでロック解除ができるという利便性の良さから、セキュリティ強化を目指すスマホでの採用が拡大している。2017年の中小型モバイル端末向け指紋センサー市場(メーカー出荷数量ベース)は10億7,850万個で、前年の8億1,250万個から拡大した。

 2018年の同市場は12億3,180万個に増加し、2020年には14億4,280万個に達すると予測されている。中小型モバイル端末向け以外では、クレジットカードに指紋センサーを搭載するなどICカードへの搭載が進むと見られ、ICカード用の同市場は2018年の1,000万個から、2020年には6,000万個に拡大すると予想されている。

 モバイルキャッシュレス決済が拡大を続ける中、セキュリティの強化も重要な課題になっている。指紋をスキャンするだけで高い安全性が確保できる指紋認証は利便性が高く、決済ソリューションとして市場拡大が続きそうだ。

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