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クレジットカード発行枚数が2.3%増加
2023年度には市場規模101兆円に拡大予測も

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2019/01/26 14:00

 クレジットカードの発行枚数は増加傾向にあり、市場規模は2017年度の約58兆から2023年度には約101兆円に達すると予想されている。

 一般社団法人日本クレジット協会が2018年11月30日に発表した「クレジットカード発行枚数調査」の結果によると、2018年3月末のクレジットカード発行枚数(調査回答社数257社)は前年比2.3%増の2億7,827万枚だった。総務省統計局の「人口推計」によると、2018年3月1日現在の20歳以上の総人口は約1億500万人であることから、成人人口1人当たり、クレジットカードを2.7枚保有していることになる。

 過去のクレジットカード発行枚数は2004年3月末が2億2,640万枚で、2010年3月末には2億7,405万枚まで増加した。しかし、翌年から減少を続け、2015年3月末には前年比3.1%減の2億5,890万枚まで落ち込んだ。その後は2016年3月末が同2.7%増の2億6,600万枚、2017年3月末が2億7,201万枚で3年連続して増加しており、2018年3月末はデータが公表されている2004年3月以降で最も多かった。

 一方、矢野経済研究所は1月11日、クレジットカード市場に関する調査結果を発表した。調査は主要カード発行会社などを対象に、2018年8月から11月にかけて実施された。調査におけるクレジットカード市場は、国内のクレジットカード会員が国内外の店舗やオンラインショップなどクレジットカードを利用したショッピングが対象で、市場規模はクレジットカード発行元のショッピング取扱高(利用額)ベースで算出している。

 2017年度のクレジットカード市場規模は58兆5,849億1,900万円で、2018年度は63兆7,617億6,600万円に拡大すると見込まれている。主要クレジットカード会社による入会と利用をセットにした各種キャンペーンや、利用金額や回数に応じたポイントや特典の付与、特定の加盟店での利用に対するインセンティブの付与などの施策が展開され、利用機会の拡大に取り組んだことで市場は拡大した。

出典:矢野経済研究所プレスリリース
出典:矢野経済研究所プレスリリース

 今後はスマートフォン決済の拡大に加え、QRコード決済の普及や利用拡大により、クレジットカードの使用も進むと予想されている。そのため、同市場は2020年度には77兆284億6,200万円に達し、2023年には100兆円を超えて101兆5114億5300万円に拡大すると予想されている。

 国内は東京オリンピック・パラリンピックをはじめ、さまざまな国際イベントが予定されており、政府はインバウンド対応の観点から、2027年までに国内におけるキャッシュレス比率を倍増させる目標を設定している。また、消費税増税対策として、キャッシュレス決済を利用した消費者にポイント還元する案も検討されており、クレジットカード市場は引き続き拡大していきそうだ。

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