アメリカの臨床心理学者であるフレデリック・ハーズバーグは、従業員の満足度低下や離職の理由は以下の2種類しかないと提唱している。
・モチベーター:仕事のやりがい、責務、企業理念への共感など
・ハイジーンファクター:自身の健康状態、家庭との両立、同僚との関係、職場環境など
おかんが1月24日にβ版として提供を開始した「ハイジ」は、自身の健康状態、家庭との両立、同僚との関係、職場環境など離職の約8割の理由となっているハイジーンファクターに特化した調査・分析サービス。
従業員がオンラインで10分程度のアンケート回答をすることで、ハイジーンファクターを分解した12要素の状態を数値化。部署や年齢といった区分ごとのに結果を一覧で比較。企業における改善すべき問題の原因と、その優先順位を明確にすることができる。
サービス業、製造業、建設業、情報通信業など様々な企業で利用実績または利用予定があり、幅広い企業でエンプロイー・エクスペリエンス(EX)の向上による、望まない離職の防止や従業員満足度の向上を支援する。
ハイジは、ハイジーンファクターを数値化(ハイジスコア)し、前回との比較や他社との比較を可能にする。また、ハイジスコアは、離職意向のバロメーターになる職場推奨スコアと、人件費損失の改善のバロメーターになる生産性スコアへの影響度も明らかにするので、経営への効果も分かりやすい「ものさし」となりうる。
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