炊きたての白いご飯の上にパラリとかける「ふりかけ」は、多くの人が好む組み合わせ。そこで各地で販売されているふりかけをいくつかご紹介したい。
ご飯がすすむ甘辛の一品がある。「メープルシロップとくるみのおかかふりかけ(540円・税込、50グラム)」は、スーパーフードのひとつであるクルミを砕いたものとソフトに削ったカツオ節を、メープルシロップ&4種のだしをからめて仕上げられた。

ひとたびご飯にかければ、甘さと塩辛さの絶妙なおいしいハーモニー、さらにはクルミやカツオ節の食感が口のなかに同居するのが特徴だ。何ともにぎやかな味わいが楽しめ、思わずご飯をおかわりしたくなりそうだ。同商品を販売するのはフタバ(本社:新潟県三条市)。
愛媛県の南予(なんよ)地方の「削りかまぼこ」は、ふりかけとしても最適な一品だ。削りかまぼことは、おなじみのかまぼこを乾燥させて削り節のように薄く削ったもの。冷蔵など保存環境が整っていなかった時代に、日持ちの悪いかまぼこ対策の知恵として生まれたという。
ご飯にかけるほか、お吸い物やうどんの上に浮かべたり、冷奴や和え物など和食のお惣菜などに添えれば、色取りも鮮やかでお料理を引き立ててくれる。商品は南予地方の専門店から各種販売されている。例えば、西予(せいよ)市の伊予蒲鉾の「削りかまぼこ(磯の華ふぶき)」なら、赤白各292円(税込、25グラム)。
近ごろの筋トレブームの影響か、ふりかけるプロテイン(たんぱく質)ともいえる商品もある。ソライナ(本社:兵庫県神戸市)の「たんぱく質をおぎなうふりかけ」は、エンドウ豆由来のたんぱく質を主原料にした商品で1袋60グラム、価格は518円(税込)。1回6グラム目安の使用で、体の血肉、細胞をつくるたんぱく質を2.4から2.7グラム摂取できる。

一般的な白いご飯茶碗1杯(150グラム)に含まれるたんぱく質は3.8グラムというから、同商品があれば計6グラム以上のたんぱく質をおいしく摂り入れることができる。種類は納豆と味噌で、どちらもご飯との相性は抜群だ。
今冬はアツアツご飯とふりかけのコンビでおいしい食事を楽しんでみるのもよさそうだ。
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