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コンビニATM、設置台数の増加が続く
利用者は手数料無料の口座や時間帯を選んで活用

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2019/03/02 22:00

 金融機関がATM事業を縮小する動きを見せる中、ローソン銀行がATM事業を始めるなど、コンビニATMの存在感が高まっている。

 コンビニATM事業を手掛けるセブン銀行がホームページで公表している「サービス状況データ」によると、ATM設置台数は増加を続けており、2018年9月末は2万4,756台で、2018年3月末の2万4,392台から増加した。2016年3月末は2万2,472台。また、2018年3月期上期のATM総利用件数は4億1,900万件で、2018年3月期下期の4億500万件から増加した。2016年3月期下期は3億8,900万件だった。

 一方、ローソンは子会社のローソン銀行が昨年8月に銀行業の営業免許を取得し、同10月からサービスを開始した。47都道府県のローソン店舗などに設置のローソン銀行ATMを通じ、提携金融機関のキャッシュカード取引、クレジットカードやローンカードによるキャッシングサービスを提供している。ローソン銀行が2月13日に公表した決算資料「2019年3月期 第3四半期 財務諸表の概要」によると、2018年12月31日時点のATM設置台数は1万3,405台で、2018年6月1日から12月31日までのATM総利用件数は1億4,067万6,000件だった。

 そんな中、マイボイスコム株式会社は1月1日から5日にかけて「ATMの利用に関するインターネット調査」を実施し、1万531名から回答を得た。

 直近1年間に利用したATMの場所で該当するものを複数選択で聞くと、「金融機関の店舗内・併設のATM(銀行や郵便局など)」が82.7%で最も多く、「コンビニエンスストア(コンビニATM)」が44.6%、「スーパー」が23.5%で続いた。「直近1年間で利用していない」は4.8%だった。コンビニATMに限定すると男性の利用比率が高く、10代から40代男性では各6割に達する一方、50代から70代の女性では各3割と低かった。

 ATMの利用状況に関する行動を同様に聞くと、「手数料が無料になる範囲・条件(時間帯・場所、取引条件など)を選んで利用する・有料になる場合は利用しない」が79.4%で最も多く、「ATMの手数料が無料・安くなる金融機関に口座を開設するようにしている」(25.2%)と「他の口座への振込・振替はATMではほとんど行わない(ネットバンクなどで行う)」(10.4%)が続いた。

 また、ATMの利用頻度を3年前と比較すると「変わらない」が68.1%で、「増えた(増えた・やや増えたの合計)」は1割強、「減った(減った・やや減ったの合計)」は2割弱だった。「増えた」と回答した人のコメントには「コンビニを利用する回数の増加とともに、コンビニ内のATMの使用する回数も増えた(男性58歳・月2~3回利用)」「コンビニのATM手数料がかからない口座を開設したから(女性34歳・週1回以上利用)」などがあり、コンビニATMの存在感が高まっている様子が見られた。

 今や生活に欠かせない存在となっているコンビニATM。多くの利用者はコンビニATMの手数料が無料になる口座や時間帯を選びながら活用しているようだ。

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