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「スシロー」と「くら」、「寿司店のハンバーガー」も注目の回転寿司チェーン2強の収益構造に迫る

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 日本人だけでなく、回転寿司は海外の旅行者からも人気を集めている。回転寿司チェーン2強「スシローグローバルホールディングス」と「くらコーポレーション」の収益構造を探ってみよう。

店内調理とセントラルキッチン、寿司の作り方にも違いが

 同じように回転寿司店を多店舗展開しているとはいえ、スシローグローバルホールディングス(HD、3563)くらコーポレーション(2695)では、運営方針や成長戦略などに相違点があることはいうまでもない。最も異なるのは商品として提供している寿司の作り方だろう。

 スシローグローバルHD(以下、スシロー)はかつて、「寿司職人の遺伝子を引き継いでいる」と自認していたように、店内調理が基本だ。鮮魚を直接取引で仕入れ、各店舗に直接供給する。店舗では訓練を重ねた従業員(パート・アルバイトを含む)が店内調理を担当。つまり、仕入れた鮮魚類を各店舗内でネタにし、商品として提供するのが同社最大の特長だ。注文を受けてから出来たてのものを提供する。客層に合わせたネタ選びについても、店舗側の裁量余地は大きいといわれている。

 スシローは新業態の寿司居酒屋「杉玉」も開発。同業の元気寿司(9828)と資本提携、経営統合もあり得るようだ。

 くらコーポレーション(以下、くら)は、スシローとは対照的に自社加工工場(セントラルキッチン)を活用する。大阪・埼玉・福岡に設置しているセントラルキッチンで集中加工し、それを各店舗に配送するというのが流れだ。4大添加物(化学調味料・人工甘味料・合成着色料・人工保存料)を完全に排除した商品の提供も強調する。注文の品を素早く届ける「オーダーレーン」の導入や寿司ロボットなどを積極的に活用。サイドメニューの開発にも取組み、ハンバーガーも売り出した。同社は5月1日に社名を「くら寿司」に変更する。

 共通点は、国内を中心に海外を含めて直営で店舗を運営していること。フランチャイズ店舗が主体の日本マクドナルドHD(2702)コメダHD(3543)などとはその点が大きく異なる。売上規模、店舗数はスシローがくらをやや上回る。


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