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iDeCo加入のチェックポイント、必要な番号はどこ? 会社から証明書をもらう方法は?

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2019/04/29 12:00

 iDeCoを始めるときの手続きはちょっとした注意が必要なことも。あとで後悔しないよう、ファイナンシャルプランナーの山中伸枝さんが、チェックポイントをわかりやすく解説します。

iDeCo加入時にはトラップがいっぱい

 前回お話ししたように、老後資金作りにはiDeCoが最強!とはいえ、いざiDeCoを始めようとすると、思いがけないトラップ(落とし穴)があり、くじける人が少なくありません。そこで今回は、iDeCoトラップに陥らないようその心構えをお伝えします。

 あまり難しく考えずに、ひとつずつ確実にクリアしていけば大丈夫。iDeCoのメリットをしっかり受けられるよう準備をしいていきましょう。

その1:手数料の安い金融機関をセレクトする

 iDeCoは国の制度なので金融機関が運営の窓口となります。これを「運営管理機関」というのですが、選ぶ窓口により手数料が異なるのが最初のトラップです。iDeCoは加入する時と月々の手数料がかかります。特に月々の手数料はチリツモですから、まずは安い金融機関を探しましょう。

 運営管理機関の手数料を比較するにはモーニングスターのiDeCoガイドがおススメです。中には、「掛金いくら以上」「残高〇〇万円以上」と条件が付いているところもありますから、注意しましょう。

▼個人型確定拠出年金取扱機関 かんたん比較&検索!(モーニングスター)
https://ideco.morningstar.co.jp/compare/compare.html

その2:サイトを比較して分かりやすさもチェックする

 手数料の安い運営管理機関を複数ピックアップしたら、そのウェブサイトも見てみましょう。iDeCoは対面の窓口でいろいろ教えてもらうというより、ウェブサイトとコールセンターで問題を解決しながら進めるというスタイルなので、その分かりやすさもポイントです。iDeCoを始めたあとも運営管理機関の変更は可能ですが、手間がかかります。やはり最初が肝心です。

その3:iDeCoの専用口座を開設する

 運営管理機関を決めたら、iDeCoの申込書を請求します。よく「〇〇証券の口座をすでに持っているのですが、あらめてiDeCoも口座開設するのですか?」と質問されるのですが、iDeCoは通常の銀行や証券の口座とは別ものなので、別途手続きが必要です。

 口座を持っている方の場合、すでに金融機関のほうでも情報を持っていますから、あらためて提示する情報が少なくて済むというメリットがあります。

その4:自身の加入者区分を知る

 iDeCoは職業によって掛金の上限額が決まっており、さらに提出書類も異なるので、資料請求の段階で正しく申告しなければなりません。

 国民年金に加入している方で、自分で保険料を支払っている方は「第1号被保険者」です。同じく国民年金に加入しているけれど、配偶者が厚生年金加入者で、自分で保険料を支払っていない方は「第3号被保険者」です。会社員と公務員は厚生年金加入者なので「第2号被保険者」ですが、iDeCoの掛金は会社員なのか公務員なのかで異なります。

被保険者の分類(日本年金機構のウェブサイトより)
被保険者の分類(日本年金機構のウェブサイトより)

 また会社に企業年金がある方とない方も掛金が異なります。特に会社員の場合複雑なので人事や総務などに、企業年金があるのかどうかは事前に聞いてみると良いでしょう。


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著者プロフィール

  • 山中 伸枝(ヤマナカノブエ)

    心とお財布を幸せにする専門家 ファイナンシャルプランナー(CFP®)
    確定拠出年金相談ねっと 代表 fpsdn.net
    一般社団法人公的保険アドバイザー協会 理事 siaa.or.jp

    1993年米国オハイオ州立大学ビジネス学部卒業後メーカーに勤務。これからはひとりひとりが、自らの知識と信念で自分の人生を切り開いていく時代と痛感し、お金のアドバイザーであるファイナンシャルプランナー(FP)として2002年に独立。年金と資産運用、特に確定拠出年金やNISAの講演、ライフプラン相談を多数手掛ける。

    執筆:金融庁サイト 有識者コラム連載、「なんとかなる」ではどうにもならない 定年後のお金の教科書(インプレス)ど素人が始めるiDeCo(個人型確定拠出年金)の本(翔泳社)他

  • 今井ヨージ(イマイ ヨージ)

    岐阜県下呂市在住 (1979年生まれ) 映像制作会社とWEB制作会社勤務を経て、フリーランスのイラストレーターに。企業広告、書籍、雑誌、新聞、教材など、幅広いイラストを担当しています。2013年に名古屋市から岐阜県 下呂市へ事務所を移転。

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