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英文和訳はTOEIC960点レベル、「みらい翻訳」が多言語音声翻訳プラットフォーム始動

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2019/05/02 08:00

 観光やビジネスの現場で、多言語音声の翻訳技術に対する期待やニーズが高まっている。法人向けのクラウド機械翻訳サービスを提供するみらい翻訳は、多言語音声翻訳プラットフォームの提供を開始した。

 みらい翻訳は2017年12月に、法人向けのクラウド機械翻訳サービス「Mirai Translator」の提供をスタート。国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)との共同研究によって、ニューラル機械翻訳エンジンを改良し、2019年4月17日、日本語と英語の間でTOEIC960点レベルのビジネスマンと同等の翻訳精度を実現したと発表した。

 その後、NICTとみらい翻訳はライセンス事業に関する契約を締結。4月26日に、みらい翻訳は多言語音声翻訳API サービス、ソフトウェアライセンス、翻訳モデルカスタマイズサービスをワンストップで提供する包括的なプラットフォームを始動させた。

 みらい翻訳がNICTとの共同研究のもと開発した日英機械翻訳エンジンでは、学習データの増量、前処理の追加などの改善によって翻訳精度を向上。ビジネスコミュニケーションや経済系ニュースなどの実務上の文章翻訳において、和文英訳でプロの日本人翻訳者と同等の翻訳結果が得られることを確認。また、同文章でTOEICスコアが920点から960点レベル(ネイティブスピーカーとスムーズにビジネスコミュニケーションできるレベル)の日本人ビジネスマンの翻訳結果と機械翻訳結果とを比較したところ、いずれも機械翻訳結果の精度が高いことを確認できた。

 また、同様に和文英訳の比較を実施したところ、プロの日本人翻訳者には及ばなかったものの、TOEIC960点レベルの日本人ビジネスマンと同等精度の機械翻訳結果が得られたとしている。

 訪日外国人観光客数の拡大や、外国人観光客の対応、外国人材の受入れや共生など、今後、国内における外国人とのコミュニケーションの機会が増加し、多言語音声の翻訳技術に対する期待やニーズが高まってきている。このプラットフォームでは、NICTの多言語音声翻訳技術の研究成果を早期に提供するため、同翻訳技術をラインセンス、またはAPIサービスとして提供。また、訪日外国人観光客向けだけでなく、医療分野やニーズの高い分野への適用(翻訳モデルカスタマイズ)をできるようにしていく。

 多言語音声翻訳APIサービスでは、グローバルコミュニケーションパックとして音声認識・機械翻訳・音声合成をセットにして提供。また、4月18日から申込みを開始している多言語音声翻訳ソフトウエアライセンスは、準備ができたものから提供を実施する。

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