ミャンマーの生命保険市場は、2013年に民間保険会社の営業が開始されたばかりの黎明期にある。日本生命は、ミャンマーのヤンゴン市を拠点とするGrand Guardian Insurance Holdingとの間で、生命保険合弁会社設立に関して基本的な合意に達し、4月26日にミャンマー金融当局に意向表明書を提出し、受理された。

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Grand Guardian Insurance Holdingは2019年1月に設立された、ミャンマー有力財閥のひとつであるシュエタングループ傘下の保険会社。日本生命と設立する生命保険合弁会社の持分比率はGrand Guardian Insurance Holdingが65%、日本生命が35%。ミャンマーにおける規制上、100%出資による参入以外の外資企業の出資上限は35%となっている。
日本生命は今後、Grand Guardian Insurance Holdingとの出資契約の最終合意に向けた協議、ミャンマー金融当局への認可申請などを進め、事業開始に向けた必要な手続を行う予定だ。

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