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4月の百貨店売上高、インバウンドは3か月連続で過去最高、化粧品は49か月連続でプラス

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2019/06/01 11:00

 4月の全国百貨店売上は3か月ぶりに前年を下回ったものの、インバウンド売上高は9.3%増で推移して過去最高を更新した。

 日本百貨店協会が5月21日に発表した「4月の全国百貨店売上高概況」によると、全国の百貨店78社・215店舗の4月の売上高総額は前年同月比(店舗数調整後、以下同じ)1.1%減の4,488億1,216万1,000円で、3カ月ぶりにマイナスとなった。

 商品別では、売上高総額の31.4%を占める衣料品が、気温が低く不安定な天候の影響で春物・初夏物の衣料品が低調に推移し、前年同月比4.7%減の1,410億5,527万円と振るわなかった。半面、化粧品(構成比10.8%)が同5.3%増で推移したほか、高級時計などの高額品が好調で美術・宝飾・貴金属(同6.6%)が同8.8%増で推移したため、売上高総額の21.0%を占める雑貨が同3.6%増と好調に推移した。売上高総額の24.0%を占める食料品も同1.6%増と堅調だった。このうち化粧品は、49か月連続でプラスと強さを見せている。

 顧客別では、シェアの92.3%を占める国内市場が前年同月比1.9%減と苦戦した半面、インバウンドはシェアが7.7%ながら同9.3%増の344億円となり、3か月連続で過去最高額を更新した。国内市場が苦戦する中、外国人に人気が高い化粧品や高額品を中心に売上高を伸ばすなど、インバウンド需要が百貨店の売上を下支えしているようだ。

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ⒸAdobe Stock/stnazkul

 そんな中、株式会社電通は中国や香港、台湾、韓国、インド、オーストラリア、アメリカなど20の国と地域の20代から50代の男女6,600名を対象に「ジャパンブランド調査2019」を実施し、その結果を4月15日に発表した。調査時期は2018年12月から2019年1月。

 日本ブランドで経験・興味ともにスコアが高かったのは「TV、オーディオなどのAV機器」で、60.0%が「使った経験がある」、55.1%が「興味がある」と回答した。そのほかでは「自動車、バイクなどの輸送機器」(経験49.5%・興味50.5%)や「ラーメンなどのインスタント食品」(経験43.1%・興味35.9%)、「化粧品」(経験36.1%・興味34.7%)、「健康食品・飲料」(経験29.7%・興味35.8%)などのスコアが高かった。

 続いて、自国にあまりない、もしくはまったくないが、これからもっと自国で日本ブランドが買えるようになったらいいと思うカテゴリーを選んでもらった。利用意向が高かったのは「TV、オーディオなどのAV機器」(32.3%)や「自動車、バイクなどの輸送機器」(28.3%)など。「医薬品」は利用経験者が24.8%だったのに対して利用意向者は25.6%、「ジュエリー」は利用経験者が9.6%だったのに対して利用意向者が15.2%になった。

 多くの日本ブランドが外国人から認知される中、医薬品やジュエリーなど一部の製品カテゴリーでは、潜在的なインバウンド需要がありそうだ。

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