金融広報中央委員会は、18~79歳の個人25,000人を対象に、2019年3月1日~3月20日に「金融リテラシー調査 2019年」を実施しました。同委員会は、その設問の一部を「金融リテラシークイズ」としてウェブサイト「知るぽると」に掲載しています。このクイズは誰でも手軽にチャレンジすることができ、全国、性別、年齢層別、都道府県別の平均点と比較することで、自分の金融リテラシーのレベルを確認できるようになっています。
設問は5つあり、以下のように、それぞれ正しいと思うものを選択する形式です。

どうでしょう。難しいと思いましたか?
同委員会のまとめによると、5問それぞれの平均点を見ると、最も平均点が高かったのは、5問めの「金融商品の契約についてトラブルが発生した際に利用する相談窓口や制度として、適切でないものはどれでしょうか。」でした。

逆に最も平均点が低かったのは4問めの「10万円の借入れがあり、借入金利は複利で年率20%です。返済をしないと、この金利では、何年で残高は倍になるでしょうか。」でした。複利の計算、どうやるの?と思った人が多かったのかもしれません。
また、年代別に全問題の合計の平均点を見ると、年代が上がるごとに平均点が上がっており、男性は常に全国平均を上回る結果となっています。
金融リテラシーと言うと難しく感じるかもしれませんが、それぞれの問題はとても具体的。この「金融リテラシークイズ」はこちらのページでチャレンジできます。解説文では、先ほどの複利のすばやい計算方法も紹介されています。
▼金融リテラシークイズ(知るぽると、金融広報中央委員会)
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/literacy_chosa/literacy_quiz/
【関連記事】
・金融リテラシー調査、日本の正答率は米・英・独・仏を下回る
・若年層で「自分は金融リテラシーは高くない」と感じている人は93%
・老後の生活費の不足分は30年で2000万円に、金融庁がまとめた日本人のお金の危機的状況