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企業のメインバンク1位は7年連続「三菱UFJ銀行」、「ふくおかFG」の台頭など業界再編が加速

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2019/08/07 09:00

 東京商工リサーチは、企業がメインバンクとしている銀行のランキングを発表。金融グループでは「三菱UFJフィナンシャル・グループ」が圧倒的1位となったが、「ふくおかフィナンシャルグループ」が5位に入るなど、業界再編が加速している。

 東京商工リサーチは8月6日、国内企業の回答をもとに「2019年 企業のメインバンク」の調査結果を発表した。

 国内152万3,938社のメインバンクは、「三菱UFJ銀行」が12万4,531社、シェア8.1%で調査開始以来、7年連続で1位となった。同行は大企業の多い東京や大阪、愛知の大都市で強みを発揮している。2位は「三井住友銀行」の9万6,203社、シェアは6.3%で、兵庫、大阪の関西圏での強さが際立っている。3位は7万9,047社、シェア5.1%の「みずほ銀行」で、東京2位、神奈川3位、埼玉4位と首都圏で上位に入っている。

 メインバンク数ではメガバンクが上位を占めたが、地方では地元の地方銀行が圧倒的なシェアを誇り、地域経済の活性化に地銀の存在が欠かせない状況に変わりはない。また、業態別の全国トップを見ると、信用金庫では「京都中央信金」が8,084社、シェア0.5%、信用組合では「茨城県信組」が2,975社、シェア同0.2%となっている。

 以下の表は、2019年の主な金融グループ、金融機関のメインバンク社数ランキング。金融再編が相次ぐ中、金融グループでは「三菱UFJフィナンシャル・グループ」が12万5,050社、シェア8.2%で圧倒的1位となった。2018年8月に十八銀行との統合が公正取引委員会から認められた「ふくおかフィナンシャルグループ」は、「めぶきフィナンシャルグループ」を上回り、5位にランクインしている。

 マイナス金利で経営環境が厳しい金融機関は、店舗削減などのリストラや経営統合、業務提携に動き出している。メガバンクは大都市に強く、地方銀行や第二地銀、信金、信組はそれぞれの地域で地元企業を支える構図が鮮明になっている。

 また、地域金融機関とメガバンクの取引先数の差は大きいが、地域金融機関には中小企業の実態に詳しいという強みがある。東京商工リサーチは、中小企業の大型投資や海外進出を支える地域をまたぐ統合、合併などの「リージョナル・メガバンク」も視野に入れるべきだろうと提言している。

【調査概要】
この調査は、東京商工リサーチの企業データベースから2013年-2019年の各3月末のメインバンクを集計、分析した。商号変更や統合などは2019年6月末に合わせた。メインバンクが複数の場合、最上位行をメインバンクとしている。また、経営統合や合併した銀行(予定含む)のグループを「金融グループ」と定義。

※金融グループに限り、りそなHDに「関西みらいFG(関西みらい銀行、みなと銀行)」の取引社数を含め、持分法適用会社としている三井住友FGに含めていない。

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