三井住友フィナンシャルグループは、英国を拠点とする資産運用会社TT Internationalの全事業を取得することで合意し、2019年度中に取得完了する予定だ。
1988年設立のTT Internationalは運用拠点をロンドンと香港に持ち、運用資産残高は約84億米ドル(2019年7月末時点)。
今回の買収は、三井住友フィナンシャルグループ初の海外資産運用会社の買収案件。今後はアジア・中国など新興国株式運用に強みを持ち、欧米アジア各地域の年金投資家などを幅広くカバーするTT Internationalの事業を足掛かりに、海外資産運用事業を拡大する。
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