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天候不順で7月の消費は低調、コンビニ売上は77か月ぶりのマイナス

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2019/08/31 14:00

 7月は天候不順の影響を受け、百貨店やスーパーだけでなく、これまで堅調に推移していたコンビニでも売上が前年を下回った。

 日本百貨店協会が8月21日に発表した「7月の全国百貨店売上高概況」によると、7月の百貨店売上高総額は前年同月比2.9%減(店舗数調整後)の4,971億19万2,000円で、4か月連続で前年を下回った。地域別では、札幌・仙台・東京・横浜・名古屋・京都・大阪・神戸・広島・福岡の10都市が同1.9%減の3,561億9,877万円で、大阪の同1.3%増広島の同3.7%増を除いて8都市がマイナス。10都市以外の地区はすべてマイナスだった。

 7月は長梅雨による日照不足や低温多雨の影響で盛夏アイテムが不振となり、月末の梅雨明け以降に気温が上昇して復調を示したものの、前年実績に届かなかった。また、日曜日が前年に比べて1日少なかったことも影響した。

 一方、日本スーパーマーケット協会が8月21日に発表した「スーパーマーケット販売統計調査資料 2019年7月実績 速報版」によると、7月の全店売上高は8,918億2,783万円で、全店ベースで前年同月比3.1%減、既存店ベースで同4.2%減となった。野菜が前年より相場安となったほか、水産物ではいわしやするめいかの卸価格が相場安になるなどした結果、全店売上高の約9割を占める生鮮3部門合計の売上高が前年同月比2.2%減(全店ベース)で推移し、全店売上高が伸び悩んだ。

 一方、日本フランチャイズチェーン協会が8月20日に発表した「JFAコンビニエンスストア統計調査月報 2019年7月度」によると、7月のコンビニの店舗売上高は全店ベースが前年同月比0.6%減の9,869億7,800万円、既存店ベースが同2.5%減の9,170億6,200万円でともに減少した。全店ベースのコンビニの店舗売上高は、積極的な店舗展開と販売商品の充実により増加を続けてきたが、7月は77カ月ぶりに前年を下回った。既存店ベースの店舗売上高は2カ月連続のマイナス、7月の店舗数は同0.6%増の5万5,724店舗だった。

 平均客単価を見ると、全店ベースが前年同月比2.2%増の638.1円、既存店ベースが同2.3%増の628.8円でともに9カ月連続で前年を上回った。しかし、来店客数は、全店ベースが同2.8%減の15億4,666万2,000人で2カ月連続のマイナス、既存店ベースが同4.7%減の14億5,843万7,000人で5カ月連続のマイナスとなった。

 こうした状況について同協会は、7月は昨年に比べ全国的に梅雨明けが遅かったことや台風などの影響により、降水量が多くて気温も低く、飲料、アイスクリーム、冷し麺等の夏物商材の売れ行きが不調となったこと、行楽需要にも影響があったことを挙げている。

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