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広がるサブスクリプションサービス、自販機や花の定額制など続々

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2019/09/28 11:00

 会員制・定額制でサービスを提供するサブスクリプションサービスが拡大している。株式会社矢野経済研究所が4月に発表したところによると、2018年度のサブスクリプションサービスの国内市場規模(消費者の支払額ベース)は5,627億3,600万円だった。

 消費者の意識が所有から利用へと変化する中、自社の商品やサービスの提供を検討する企業が増えており、同市場は2023年度には8,623億5,000万円に達する見込みだ。

 そんな中、株式会社ONE COMPATHは、運営する電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」を利用する既婚女性6,252名を対象に、サブスクリプションサービスの利用に関する意識調査を実施した。調査期間は7月10日から15日。

 サブスクリプションサービスに関する認知度を聞くと、「名前も内容も知っている」が2.2%、「聞いたことがある」が10.8%、「知らない」が87.0%で、サブスクリプションサービスの認知度は低かった。

 そこで「聞いたことがある」「知らない」と答えた人に、サブスクリプションサービスについて説明し、代表的なサービスを伝えた上で、あらためて全員にサービスの利用状況を聞くと、13.6%の人が「利用している」と回答した。

 続いて、サブスクリプションサービスの利用者に、利用しているサービスの形式を複数回答で聞くと、「使い放題型」が73.9%で最も多く、「定期便型」が27.0%、「レンタルし放題型」が8.1%、「飲食し放題型」が2.0%などとなった。

 現在利用中のサービス数については、94.5%の人が「1~3個」と回答し、「4~6個」が4.7%で続いた。月額の総費用は8割以上の人が5,000円未満で、うち「500円未満」19.8%、「500円~1,000円未満」23.7%、「1,000円~3,000円未満」26.2%、「3,000円~5,000円未満」16.2%となっている。

 一方、新たなサービスも続々と登場している。株式会社JR東日本ウォータービジネスは、自販機のサブスクリプションサービス「every pass(エブリーパス)」を10月1日から提供すると発表した。

 JR東日本エリアの駅に約400台設置されている最新型自販機に、専用スマホアプリに配信されるQRコードをかざすと、1日1本、対象の商品を受け取ることができる。プランは2つあり、オリジナル商品ブランドのみを受け取るアキュアメイドプランは月額980円、他飲料メーカーも受け取れるプレミアムプランは月額2,480円。30日間に150円の商品を毎日受け取れば4,500円になることからかなりお得だ。同社は9月2日から16日にかけて、500名限定でサービス利用者の募集を行った。

 一方、キリンビール子会社のスプリングバレーブルワリー株式会社は、運営するGinza Sony Park(銀座ソニーパーク)内のクラフトビール&デリスタンド「BEER TO GO by SPRING VALLEY BREWERY」にて、平日限定で1日1杯、月額2,496円で好きなクラフトビールが楽しめるサービス「CLUB BTG」を6月17日から提供。仕事終わりの新しい飲み方として注目を集めている。

 また、株式会社日比谷花壇が展開する「WONDER FLOWER」ブランドは、月額定額制で生花が受け取れるサービス「ハナノヒ」の提供を6月1日から始めた。毎日、本日の花1本が店頭で受け取れる月額1,187円の「イイハナプラン」から、月6回まで、1回あたり6,000円分までの花を好きに選べる月額1万5,878円の「イコーハナヤプラン」まで4種類のコースが用意されている。

 これまでサブスクリプションサービスは、音楽や動画配信などの「使い放題型」が主流だったが、今後は対象ジャンルや利用方法の幅が広がり、さまざまな場面で目にする機会が増えそうだ。

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