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Mastercard、B2B決済向け「Trackビジネス決済サービス」を2020年に提供

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2019/10/10 10:00

 米Mastercardは、B2B(企業間)決済プロセスの複雑性やコストを削減し、プロセスを自動化する「Mastercard Trackビジネス決済サービス」を発表した。

125兆円のB2B決済市場を刷新

 Mastercardは2018年に、アイデンティティ(本人確認)、コンプライアンス、および決済管理のニーズを満たす取引プラットフォームとして「Track」を発表し、企業の決済や支払いの受け取り方法を改善した。

 そして2019年9月12日、同社が発表した「Mastercard Trackビジネス決済サービス」は、Trackポートフォリオの中核を成すサービスで、複数の決済方法、管理機能、高度なデータ交換によって、サプライヤーとバイヤーにB2B取引を最適化する単一のプラットフォームを提供する。

 このサービスによって、ACH(Automated Clearing House:小口決済システム)、アカウント間、カード決済など、さまざまな決済や支払いの受け取り方法をひとつのソリューションに集約。サプライヤーは、自社にとって最も効率が良い決済方式をカスタマイズすることができる。また、サプライヤーが採用する決済方法やその条件が可視化されるため、バイヤーは自社に最適なサプライヤーを容易に見つけることが可能になる。

 ちなみに、Mastercardが2017年に買収を完了した英VocaLinkは、小口決済システム、リアルタイムのアカウント間決済、ATMネットワークを提供している。

 ビジネス決済サービスは、先進的なPCIおよびISO規格を採用。最大限の自動化やデータ交換の安全性を確保しながら、すべてのファイル形式をサポートすることで照合プロセスを迅速化。集約されたディレクトリを通じて、サプライヤーの取引条件を決済に適用し、透明化を高めることができる。

 また、すべての取引はサプライヤーが必要とするデータに基づいて処理される。バイヤーの識別情報や該当する請求書番号を含む送金データを使用することで、入金と請求書を照合する作業を省略することが可能となり、キャッシュフローの管理を簡素化する。

 「Mastercard Trackビジネス決済サービス」は2020年第1四半期から、米国市場を皮切りにグローバルで提供が開始され、自社の既存製品にこのサービスを統合する予定があるサプライヤーおよびバイヤーパートナーを通じて提供される。

 Mastercardは9月12日、他の市場に先駆けて北米でパイロット運用を開始。パイロット運用を行う顧客とパートナーには、B2B決済の最適化ソリューションを提供するBoost、決済ソリューションプロバイダーであるCorporate Spending Innovations(CSI)とTSYS、売掛金勘定(AR)ソフトウェアプロバイダーのVersapay、YayPay、HighRadius、および買掛金勘定(AP)自動化ソフトウェアプロバイダーのAvidXchangeが含まれる。

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