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アルプ、サブスク業務自動化サービス「Scalebase」、計上タイミングや契約によって柔軟性のある請求を実現

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2019/10/23 08:00

 アルプは10月21日、サブスクリプションビジネスにおける複雑な会計処理を含めて全面的に業務を効率化する「Scalebase」の提供を開始した。

 サブスクリプションビジネスは、提供する商品やサービスの数ではなく、利用期間に対して対価が支払われるビジネスモデルだ。メニコンが提供する月額定額制コンタクト「メルスプラン」は、2019年1月に会員数が130万人を突破。海外からはNetflixやSpotifyのようなデジタルコンテンツの定額利用サービスが進出しているほか、トヨタの「KINTO」をはじめ、自動車業界でも月額定額制サービスが次々と発表されている。

 サブスクリプションでは商品をひとつ売ったら取引終了ではなく、顧客との長期的な関係を構築する。企業は収益拡大のために、新規顧客の獲得、既存個客の定着、解約率の改善、顧客単価の向上、アップセル、クロスセルなどに注力したり、キャンペーンの実施、プランの値上げ、プランのアップグレードやオプション追加の促進をはじめ、考えるべき施策が多い。特に会計処理では、売上回収と計上のタイミングのずれや顧客ごとに異なる契約状況に対応する必要がある。

 「Scalebase」は、プライシング、商品管理、顧客管理、契約管理、請求書の発行・送付、クレジットカード決済・口座振替などの決済、各種データ分析、前受金管理、仕訳登録など、サブスクリプションビジネスにおける業務を一元管理・自動化し、オペレーションの摩擦係数を限りなく低くすることで、収益最大化を支援する。

 アップセルとクロスセルを容易にするために、新たな商品やオプションの追加、またプランのアップグレードなどの複雑な変更を、契約のバージョン管理をすることでシンプルに行える。多様な料金モデルの実装、プライシング変更、年払い・月払い対応、フリートライアル、バンドル販売、ディスカウント、キャンペーン実装などの柔軟な設計・管理にも対応している。

 決済手段は商品単位で設定可能。契約単位で商品金額や請求タイミングを変更でき、個別の契約ごとに請求を自動化。契約単位の請求金額生成や、按分計算・売上計上も含めた柔軟性のある請求を実現するほか、前受金管理の機能も備え、収益認識・売上計上のオペレーションを効率化する。

 また、契約に関する情報や支払いステータスをデータとして管理し、リアルタイムでのMRRや解約率などの指標の可視化・分析もできる。

 他社サービスとの連携では、以下のサービスに対応(*は近日対応予定のサービス)。

SFA/CRM:「Salesforce」*
電子契約サービス:「クラウドサイン」*
決済サービス:「MF KESSAI」*、「PGマルチペイメントサービス(GMOペイメントゲートウェイ)」* 、「Stripe」*
請求発行サービス:「マネーフォワード クラウド請求書」、「MakeLeaps」
会計ソフト:「クラウド会計ソフトfreee」*、 「マネーフォワード クラウド会計」、「弥生会計」

 「Scalebase」を提供するアルプは、2018年8月に設立。2019年3月には、ANRI、PKSHA SPARXアルゴリズムファンド、DNX Ventures、千葉功太郎氏、片桐孝憲氏から1.5億円の資金調達を実施している。

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