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野村総研「AI倫理ガイドライン」を公開、データに内在するバイアスへの配慮や説明可能性に言及

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2019/10/29 10:00

 野村総合研究所は、AIを適切に用いるため、AIの開発や利活用を行う際の考え方や指針をまとめた「NRIグループAI倫理ガイドライン」を公開した。

 AIの利活用が不可欠になる一方で、それが社会にどのよな影響を与えるのかという懸念が高まっている。10月24日、野村総合研究所(NRI)グループは新たに策定した「NRIグループAI倫理ガイドライン」に基づいて、AIに関連する研究、設計、開発、運用、利活用を推進すると発表した。

 10月8日に策定されたガイドラインは、以下の6つの項目からなる。

1. ステークホルダーとの対話・共創の推進
2. AIの発展と人材の育成
3. 公平性の尊重
4. 安全性・セキュリティの担保
5. データとプライバシーの保護
6. 透明性の確保 

 このうち3つ目の「公平性の尊重」は、AIの学習等に用いるデータの代表性やデータに内在する社会的なバイアスによってAIの判断結果に偏りが生じる可能性を踏まえて策定されたもの。NRIは「NRIグループ人権方針」に従って、AIの利活用において個人が不当に差別されないように努めるとしている。

 また、6つ目の「透明性の確保」では、判断結果が説明可能となるようなAIの設計・開発を目指すと明記。万が一、予期せぬエラーや判断結果に偏りが生じた際には、適切に説明するように努めるとしている。

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