数あるケーキのなかでも、独特なかたちが特徴の「モンブラン」。日本では栗を使うことが多いが、最近は地方や企業ならではのアイデアを盛り込んだ個性的なモンブランが登場している。
高知の「しまんと地栗 純栗モンブラン(1,200円・税込、2個入)」は、スポンジ生地やクリームの類は一切使わず、とことん地元産味自慢の栗にこだわっている。素材は、四万十産の栗、砂糖、栗の渋皮煮用につくったシロップのみ。カップの中にはぜいたくな栗のペーストと、カットした渋皮煮が入っていて、栗だけのおいしさを味わえる。考案したのは、四万十ドラマ(高知県高岡郡)。材料がシンプルな分、納得の味にたどり着くまでには苦労の連続だったという。完成したモンブランは、栗のおいしさを存分に堪能できる贅沢スイーツとなっている。
リニューアルして再登場したのは「抹茶の茶畑モンブラン」。昨年は期間限定だったが、今年はリニューアルして通年販売となった。福寿園(本社:京都府木津川市)が運営する「茶の木 by FUKUJUEN(京都市下京区)」のメニューで、上質な宇治抹茶を使った国産栗クリームを茶畑のような形状であしらい、食べられる茶葉をトッピング。食べ進めると、中から濃厚な味わいが特徴の濃茶ソースがとろっと流れだす。京都に出かけた際には味わってみたい、こちらの商品の価格は税別で単品700円。

香り高い宇治抹茶をふんだんに使用。国産栗ペーストを茶畑の形に仕上げたモンブラン。
福岡からは、ごまと豆乳を使用したモンブランも登場している。冷凍ケーキのスペシャリストである五洋食品産業(本社:福岡県糸島市)が手がける「ごま豆乳のモンブラン(1,080円・税込、4個入)」は、ごまを焼き込んだスポンジ生地に、ミルキーな豆乳ホイップと豆乳&ホワイトチョコクリームを配し、モンブラン(白い山)をイメージさせる一品だ。冷凍庫に保存すれば日持ちは3か月。いつでも豊かなごまの風味となめらかさが特徴のモンブランを楽しむことができる。
いつものモンブランに加えて、これらの個性派の一品を味わってみるのもよさそうだ。
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