S&Pグローバルは11月21日、RobecoSAMからESGレーティング事業を取得すると発表した。取引は2020年第1四半期中に完了する予定。
RobecoSAMは、1995年設立のサステナビリティ投資に特化した投資専門会社で、1992年にオランダで設立された資産運用会社Robecoの関連会社。Robecoは、オリックスの子会社であるオリックス・コーポレーション・ヨーロッパ N.V.の 100%子会社。
RobecoSAMは1999年以降、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスと提携し、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(DJSI)や、S&P ESG ファクター・ウェイト指数シリーズを公表している。
今回、S&Pグローバルが取得する事業には、企業のサステナビリティ問題の実践に関する年間評価であるSAMコーポレート・サステナビリティ評価(CSA)が含まれる。
S&Pグローバルは、今回のESGレーティング事業の取得によって、環境・社会・ガバナンス(ESG)に関する重要な分析や商品ソリューションを強化。透明性が高く、堅固で包括的なESGソリューションを提供することが可能になる。
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