MONEYzine(マネージン)

テーマ別に探す

テクノロジー企業の成長率1位はオーストラリア「WithYouWithMe」、日本では「カンム」がトップ

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2019/12/12 12:20

オーストラリア勢が躍進した2019年

 デロイト トウシュ トーマツ リミテッド(DTTL)は12月11日、「2019年 アジア太平洋地域テクノロジー Fast 500」の受賞企業を発表した。

 これはハードウエア、ソフトウエア、通信、メディア、ライフサイエンス、クリーンテック業界で最も著しい成長を果たしたアジア太平洋地域の企業についての年次ランキングで、受賞企業は過去3年間の収益(売上高)成長率に基づいて選出される。

 成長率1位となった「WithYouWithMe」はシドニーに拠点を置き、優秀な退役軍人や元軍人の経済界への転職を支援するために、無料のオンライントレーニングプラットフォームを通した人材育成と能力開発を提供している。オーストラリア企業が1位となったのは2004年以来。オーストラリアは全体で昨年度の71社を上回る98社がランクインしており、同国にとって最多となった。

 今年の上位500社の平均売上高成長率は717%。また、今年度の上位10社の平均売上高は2,734万9,513米ドルで、同平均売上高成長率は8,569%。この平均売上高成長率は、テクノロジーFast 500で記録された成長率としては2018年の987%に次いで2番目に高い水準となった。

「ライフサイエンス」が平均売上高成長率でトップに

 地域別の動向では、中国本土を拠点とする企業が引き続き上位10社のうち6社を占め、全体でも140社がランクインしている。

 台湾企業は2018年にはトップ10に入らなかったが、今年は3位にライフサイエンス企業の「TaiMed Biologics Inc.」が11,511%の成長率で3位にランクイン。インドに関しても、ソフトウエア会社の「Smartpaddle Technology Private Limited」が成長率8,271%で5位に入り、トップ10入りを果たした。

 セクター別の動向では、中国企業は4つのカテゴリー(ライフサイエンス、ハードウエア、通信、クリーンテック)で最も急速な成長を遂げ、残りの2セクター(メディアおよびソフトウエア)はオーストラリア企業となった。

 また、ライフサイエンスセクターが平均売上高成長率1,080%と最も著しい成長を見せ、メディア(同970%)、クリーンテック(同833%)、ソフトウエア(同669%)、通信(同539%)、ハードウエア(同522%)が続いている。

 セクター別の成長率においてソフトウエアが最上位とならなかったのは7年ぶりだが、依然として上位10社のうち4社はソフトウエア企業が占めている。ライフサイエンスセクターではオーストラリア企業「Brighte Capital」が8,881%のセクター内成長率でトップとなった。

日本企業で成長率1位は「カンム」

 日本企業は「カンム」が成長率3,592%で18位、「AI inside」が成長率972%で81位、「and factory」が成長率682%が113位、「Macbee Planet」成長率551%で148位と4社が上位150位内にランクインしている。また、Fast 500ランキングを受賞した日本企業は全部で39社となった。

 カンムが提供している「バンドルカード」は、はVisaブランドのプリペイドカード。ネットショッピング専用の「バーチャルカード」が発行され、使う分のお金をチャージしてすぐに利用することができる。また、「リアルカード」を発行すればリアル店舗での買い物にも利用できる。

【関連記事】
オイシックス・ラ・大地がファンド設立、「食」のスタートアップへ数十億規模の投資
JAL、旅行・移動に関わるスタートアップへ投資する80億円ファンド設立
中国のフィンテック投資額は前年比9倍、世界の投資家はどんなビジネスに投資しているのか?

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク


All contents copyright © 2007-2020 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5