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高まる自然災害への懸念、「防災対策をしている」がはじめて4割超える

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2019/12/21 11:00

 一般社団法人 日本損害保険協会は、11月5日現在の令和元年台風15号、台風19号および10月25日の大雨による災害に係る各種損害保険の事故受付件数等について取りまとめ、11月19日に発表した。

 今年の台風15号は、関東地方に上陸したものとしては観測史上最強クラスの勢力で9月9日に上陸し、千葉県を中心に甚大な被害を出した。損害保険の事故受付件数は37万3,054件で、保険金の支払件数は35万4,320件、支払われた保険金の額は2,651億3,187万円だった。支払件数、支払保険金は見込みであり、今後修正される可能性がある。

令和元年台風15号【2019年11月5日(火)現在:日本損害保険協会、外国損害保険協会会員会社等合計】

令和元年台風15号
【2019年11月5日(火)現在:日本損害保険協会、外国損害保険協会会員会社等合計】

 10月12日に上陸し、関東地方や甲信地方、東北地方などで記録的な大雨となり、甚大な被害をもたらした台風19号の事故受付件数は23万5,225件で、内訳は火災保険が17万6,483件、車両保険(商品車含む)が4万8,102件、新種保険(傷害保険含む)が1万640件だった。

令和元年台風19号【2019年11月5日(火)現在:日本損害保険協会、外国損害保険協会会員会社等合計】

令和元年台風19号
【2019年11月5日(火)現在:日本損害保険協会、外国損害保険協会会員会社等合計】

 また、10月25日に発生して千葉県を中心に大きな被害をもたらした豪雨災害の事故受付件数は9,858件で、内訳は火災保険が3,909件、車両保険(商品車含む)が5,655件、新種保険(傷害保険含む)が294件だった。なお、台風19号と千葉県の大雨については、保険金の支払件数と支払保険金は公表されていない。

令和元年10月25日の大雨【2019年11月5日(火)現在:日本損害保険協会、外国損害保険協会会員会社等合計】

令和元年10月25日の大雨
【2019年11月5日(火)現在:日本損害保険協会、外国損害保険協会会員会社等合計】

 一方、セコム株式会社は20代以上の男女500名(20代・30代・40代・50代・60代以上の男女各50名)を対象に「防災に関する意識調査」を実施し、その結果を12月11日に発表した。調査期間は10月25日から27日。

 今後の災害増加や被害拡大の可能性を懸念しているか聞くと、88.2%が「増加や拡大を懸念する」(「そのように思う」「どちらかといえばそのように思う」の合計)と回答しており、2012年の調査開始以来で過去最高となった。

 直近の同割合は2017年が80.4%、2018年が87.4%だった。また、「そのように思う」に限定すると、2017年が18.4%、2018年が25.0%、2019年が33.2%で大きく増加している。

 防災対策の有無について聞くと、防災対策を行っている人は44.0%となり、調査で初めて4割を超えた。2017年は27.6%、2018年は36.2%だった。

 実施した防災対策を聞くと、多かったのは「食料・生活用品の日常的な備蓄(ローリングストック)」65.5%、「非常持ち出し袋の用意」60.5%、「テレビや食器棚等の転倒防止器具の設置」35.9%、「緊急地震速報サービスの登録・利用」33.2%などが多かった。

 自然災害の増加や被害拡大が懸念される中、防災対策を行う人も増えているようだ。

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