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ヤフーの金融メディアチームに聞く「2枚目のクレジットカード」との出会い方

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2020/02/11 12:00

 「クレジットカード」は最も使われているキャッシュレス決済手段です。1,000種類以上のカードを比較検討できる「クレジットカード徹底比較」を運営するYahoo!ファイナンスのチームに、新しいカードとの出会い方についてうかがいました。

みんな自分に合うカードを探している

――2019年10月、Yahoo!ファイナンスに「クレジットカード徹底比較」というコンテンツが加わりました。キャッシュレス化の流れの中でクレジットカードは最も利用されることの多い決済手段となっています。今回は、このクレジットカード比較メディアに携わっている方々にお話をうかがいます。

小野田:私はこの比較メディア全体の事業責任者として立ち上げから関わっています。前職では、FXや投資信託といった金融商品を販売する立場でしたが、今回はじめてメディアとして金融商品と向き合うことになりました。メディアという立場から見ると、いかに金融商品というのは「情報の非対称性」が大きいかということをあらためて感じています。

ヤフー株式会社 金融統括本部 金融メディア本部 金融新規サービス部  部長 小野田 亨氏
ヤフー株式会社 金融統括本部 金融メディア本部
金融新規サービス部  部長 小野田 亨氏

 クレジットカードという金融商品は、「決済する」という機能は一緒ですが、カードによってユーザーに与えるベネフィットが違います。事業者側が特典や付帯サービスを通じて、そのクレジットカードの価値を変えているわけです。だからこそ「どのクレジットカードを選べばいいのか」という疑問が出てくる。一方、株を売買する場合、株価というのはどこの証券会社でも一緒で、違うのは手数料だけなんですよね。そういうサービスの場合は、あまり比較要素がないわけです。

――クレジットカードの特典や付帯サービスというのは増える傾向にあるのでしょうか。

小野田:カード会社によって傾向が違いますね。ポイント還元を厚くしているところがあれば、旅行の際の特典に振っているところもあります。空港のラウンジをリッチに使える特典を提供しているカード会社は、海外保険も手厚くしていたり。クレジットカードの特典を全部並べてみると、各社のねらいが見えてくるのも面白いところです。

――クレジットカード比較メディアは複数の既存サービスがある中で、新たにメディアを立ち上げようと思ったのは、なぜなのでしょう。

福嶋:私は立ち上げからデザイナーのチームリーダーとして関わってきたのですが、「ヤフーがやる理由」については当初からメンバーと議論していました。私たちが提供するのであれば「クレジットカードの網羅性」というところにこだわりたいと考えています。

ヤフー株式会社 金融統括本部 開発本部 デザイナー 福嶋 恵氏
ヤフー株式会社 金融統括本部
開発本部 デザイナー 福嶋 恵氏

 クレジットカード比較サイトはたくさんありますが、掲載されているカードの数は数十枚くらいだったりします。でも、日本国内にあるカードの情報が全部そろっていて、その中で比較検討したときに「一番お得なカードはこれだね」という結論が出せれば、それがひとつの納得感のかたちになります。

 ただ、人によって欲しい情報は違うので、大量の情報をどうやったら見やすく提供できるかを考えるときには割り切りも大事です。常にどう使われているか、どこが見られているのかをチェックしながら最適化しています。

「クレジットカード徹底比較」のトップページ
「クレジットカード徹底比較」のトップページ

小野田:もうひとつ大事なのは、金融商品について「これだけ持っていれば大丈夫」と人から言われても、疑わしく感じてしまう可能性があるということ。そのため、たくさんあるカードの中から、いろんな切り口で選択肢を絞り込んで「自分に合ったものを見つけることができた」という体験が大切になってきます。

 また、このメディアでは、「閲覧数順」「還元率の高い順」「年会費が安い順」というように、誰が見てもわかる条件で情報を閲覧することができます。オープンで透明性の高いサイト運営をすることが、クレジットカードの質を高め、その高まった質がユーザーに還元される。そういう状態が理想ですね。


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著者プロフィール

  • 井浦 薫(編集部)(イウラ カオル)

    MONEYzineのロゴ下のキャッチコピーが「投資とお金のこと、もっと身近に」に変わりました。
    これから大きく変化していくこの領域で、注目の人やサービス、テクノロジーを紹介していきたいと思います。ウェブだけでなく、MarkeZine BOOKSの書籍編集も担当しています。

  • 慎 芝賢(シン ジヒョン)

    フリーカメラマン 日本大学芸術学部写真学科卒業後、朝日新聞出版写真部勤務。
    2014年フリーカメラマンに。
    雑誌・書籍・新聞・web媒体を中心に撮影を行う。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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