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電通、ブロックチェーンを使った漫画コンテンツのマネタイズに向けて「n次流通プロジェクト」

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2020/01/23 12:50

 現在、ニュース、漫画やアニメといったコンテンツでは、著作権が認められるのは基本的に作者などの原著作者(一次創作にかかる権利)のみとなっており、あるコンテンツを元に別の新たなコンテンツを創作する「n次創作」に関する権利は認められていない。

 一方、n次創作によって一次創作流通時を超えた新規ユーザーの呼び込みがなされ、ユーザー層の拡大に貢献するケースも増えている。しかし、現状の著作権や流通システムではこれらを正しく評価する仕組みが整備されていない。そのため、「n次流通」が経済活動に組み込まれることがなかった。

 電通内のR&D組織「電通イノベーションイニシアティブ」は原著作者ら一次創作者と連携し、原著作者とn次創作者の双方が受け取るインセンティブについて設計を行うことで、コンテンツの新しいマネタイズ可能性を検討するため、共同研究を開始する。プロジェクトに参画する企業と役割は以下のとおり。

 シビラのスマートコントラクトID技術「プログラマブルID技術」は、個人がIDの利用範囲や提示範囲をコントロールできるよう定められた国際ID規格「DID」や生体情報や非対称鍵暗号を活用した国際的な認証規格である「FIDO」などの国際規格に準拠。ヒト・モノ・コンテンツに対してアプリケーションを横断した自律的な経済活動や情報連携、契約執行を行う機能を有したIDを生成できる。

 また、アートブロックチェーンネットワークは、スタートバーンが開発する、あらゆる主体が発行した作品証明書や来歴の管理を実現する情報ネットワークを指す。

 参画企業は共同研究を進めながら、2020年3月に実証実験を行なう予定。実験では、ブロックチェーンを活用して、「n次流通」に関与したユーザーおよび製作者への正当なインセンティブ設計や信頼できるコンテンツとユーザーの関係性の定義などに取り組む。

 まず、漫画コンテンツ(コマ単位もしくはページ単位)からスタートし、次に映像コンテンツへと対象を拡大する予定。この実証実験では、角川アスキーは同社が運営する、雑誌・コミックなどが読める「ePub viewer for twitter」サービスを活用する。

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