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損保ジャパン日本興亜が「アドフラウド保険」、広告詐欺による代理店の損害を補償

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2020/01/27 08:00

 インターネット広告の世界で被害が広がる「アドフラウド(広告詐欺)」。損害保険ジャパン日本興亜は、Momentumとアドフラウド保険を共同開発し、2月から提供を開始する。

 現在のインターネット広告取引は、「アドテクノロジー」と呼ばれる技術を用い、データとシステムを活用した自動配信を実現している。その技術が発展する中で、広告費用を不正にだまし取る行為、広告詐欺(アドフラウド)を行なう悪意のある第三者が出現し、効果が見込まれない広告出稿のリスクが増加している。

 損害保険ジャパン日本興亜は、Momentumとアドフラウド保険を共同開発し、2月から提供を開始すると発表した。

 Momentumは「アドベリフィケーション」と呼ばれるサービスを提供している企業。アドベリフィケーションとは、アドフラウド(広告詐欺)、ブランドセーフティ(ブランドイメージを毀損するリスクへの対応)、ビュー アビリティ(広告の可視性)に配慮した、不適切な広告配信を防ぐための広告価値毀損測定の仕組みを指す。同社によると、国内のアドフラウド率(2018年)は、8.6%から19.2%となっている。

 アドフラウドの手口は多岐にわたっている。たとえば不適切なサイトの運営者が、広告掲載先のドメインを操作し、健全なサイトになりすまして不正に広告収益を得ようとする「ドメインスプーフィング」は、昨年ニュースなどでも話題となった海賊版サイトでも確認された手口。また、広告枠に何らかのプログラムを仕込み(ボット)、その広告のインプレッション(広告の表示回数)やクリックを大量に発生させ、閲覧数を水増しすることで広告費をだまし取る手法もある。

 2019年11月26日には日本アドバタイザーズ協会から「デジタル広告の課題に対するアドバタイザー宣言」が発表され、「広告代理店等は、アドフラウドを検出した場合に広告主に対して広告費用の払い戻しをする必要がある」旨が明記された。

 損害保険ジャパン日本興亜とMomentumが提供するアドフラウド保険は、広告代理店が広告主に対するアドフラウド指数(効果が見込まれない広告出稿の割合)を保証(アドフラウド指数が当初定めた閾値を超過した場合に一定額を払い戻し)し、その払い戻しにより広告代理店が被る損害を損保ジャパン日本興亜が補償するというもの。

 ただし対象となるのは、この保険契約を締結した後の広告費用。この保険に加入するためには、広告代理店がアドフラウドを抑制し継続的にリスクを可視化・分析していく必要があるため、Momentumのダッシュボードサービスを活用することが前提となる。

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