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進むキャッシュレス化、幅広い世代で使われているのは「クレジットカード」

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2020/02/15 11:00

 キャッシュレス決済の利用者が増えている中で、とりわけ「クレジットカード」の利用が拡大を続けている。

 MMD研究所はビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社と共同で、「2020年キャッシュレス・消費者還元事業と利用に関する調査」を実施し、その結果を2月5日に発表した。調査対象者は日本在住の20歳から69歳の男女5万名、調査時期は2019年12月13日から22日にかけて。

 政府は昨年10月の消費税率引き上げに伴い、中小・小規模事業者によるキャッシュレス手段を使ったポイント還元を支援する「キャッシュレス・消費者還元事業」を6月まで実施している。消費者が対象店舗で、指定された手段でキャッシュレス決済をすると、5%もしくは2%分が還元される。ポイントの還元方法や還元のタイミングなどは決済手段や利用した店舗によって異なり、たとえばクレジットカードの場合、カード会社によってポイントでまとめて付与されたり、ポイント相当額が請求時に相殺されたりする。また、コンビニなどの一部店舗では、商品の購入時にその場で還元されることもある。詳細はレシートやアプリの支払い完了画面、クレジットカードの明細書などで確認できる。

 こうしたキャッシュレス・消費者還元事業の認知度について調べると、「知っており、内容をよく理解している」が21.3%、「知っており、内容をやや理解している」が38.9%となり、還元事業の認知度は89.9%、内容を理解している割合は60.2%となった。

 続いて、キャッシュレス決済を利用している4万1,504名に、還元事業が始まる前と後で利用したことのある支払い方法について複数回答形式で聞いた。還元事業が始まる前後で、順位は変わらないものの、「QRコード決済」と「スマホ非接触決済」の利用率が増加している。

・現金:98.3%→97.8%
・クレジットカード:87.2%→87.2%
・カード型電子マネー:61.4%→60.0%
・QRコード決済:35.9%→45.9%
・スマホ非接触型決済:28.0%→30.7%

 また、キャッシュレス決済を月に1回以上利用している3万9,313名に、1か月の中で最も利用している方法を聞くと、「クレジットカード」が52.0%で半数を超え、「カード型電子マネー」19.2%と「QRコード決済」18.2%が続いた。クレジットカードは男女を問わず幅広い世代が利用する一方、QRコード決済は大型キャンペーンによる利用促進等で一定の利用者を獲得しているようだ。

 一方、一般社団法人日本クレジット協会が1月31日に発表した、クレジットカード発行会社28社を対象にした「クレジットカード動態調査 令和元年11月分」の集計値によると、令和元年11月分のクレジットカードショッピング信用供与額は5兆5,261億2,200万円で、前年同月比で10.9%増加した。過去の推移を見ると、令和元年9月が前年同月比で8.2%増、9月が同20.6%増、8月が同10.8%増など、連続して前年を上回って推移している。

 キャッシュレス決済が普及する中、クレジットカードの利用は拡大を続けているようだ。

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