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採用を進めるべきか迷う企業、2月の転職求人倍率は2.52倍でやや低下

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2020/03/28 11:00

 中途採用に前向きな企業が多いものの、新型コロナの影響が広がりつつあり、今後の求人動向には注意する必要がありそうだ。

 株式会社マイナビは、中途採用の担当者1,148名を対象に、2019年の採用結果と2020年の見通しを調査した「マイナビ 中途採用状況調査2020年版」を3月11日に発表した。調査期間は1月14日から23日。

 2019年の中途採用の状況を聞くと、61.2%の担当者が採用目標を達成できなかったと回答した。採用目標100%達成が33.0%、採用目標100%超が5.8%となった。前年(2018年)の最終的な未達率は62.0%となっている。

 採用目標を達成できなかった企業の割合は業界を問わず半数を超えており、「金融・保険」の70.0%を筆頭に、「運輸・交通・物流・倉庫」66.3%、「IT・通信・インターネット」64.2%、「不動産・建設・設備」64.0%、「製造・メーカー」60.5%などが高く、6割を超えた。最も低かったのは「サービス・レジャー」の54.8%だった。

 2020年の中途採用に関する見通しを聞くと、「経験者採用・未経験者採用ともに積極的」が46.4%、「経験者採用は積極的だが、未経験者採用は消極的」が34.3%で、経験者を中心に中途採用に積極的な企業が80.7%を占めた。業種別では「運輸・交通・物流・倉庫」の中途採用が積極的で、「経験者採用・未経験者採用ともに積極的」が62.2%、「経験者採用は積極的だが、未経験者採用は消極的」が28.0%などとなった。

 一方、パーソルキャリア株式会社は3月16日、2月の転職求人倍率をまとめた「doda 転職求人倍率レポート」を発表した。転職求人倍率はホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、同社の転職サービス登録者(転職希望者)1名に中途採用の求人が何件あるかを算出した数値。

 2月の転職求人倍率は2.52倍で、前月比で0.08ポイント低下した。業種別では「IT・通信」が6.80倍で最も高く、以下、「サービス」が2.77倍、「メディカル」が2.23倍、「金融」が2.17倍で続いた。

 2月の求人数は前月比で2.3%減少したものの、前年同月比では1.5%増加した。業種別では「小売・外食」が前月比で15.7%増加・前年同月比で37.6%増加したほか、「金融」が前月比で9.8%増加・前年同月比で16.7%増加するなど、求人の増加が目立った。

 2月は4月以降に採用を予定しているポジションの募集が始まるため、求人数が増加する傾向にある。しかし、今年は経済状況や新型コロナによる事業への影響が読みづらく、4月以降の採用計画の策定を2月までに行わなかった企業が増えたため、求人数が減少。その一方で、1月に続いて新年度に向けて転職活動を始めた人も多く、2月の転職希望者数は前月比で0.6%増加したことから、求人倍率が低下したと同社は分析している。

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