SBIホールディングスは3月31日、藤野英人氏が率いる「ひふみ投信」「ひふみプラス」などの投資信託の運用等を行っているレオス・キャピタルワークスの既存株主から、発行済株式総数の51.28%を取得することで基本合意したと発表した。株式譲渡実行日は4月30日を予定しており、株式譲受後、レオス・キャピタルワークスはSBIホールディングスの連結子会社となる予定だ。
SBIグループは資産運用事業を掲げ候補先の検討などを進める中で「ひふみ投信」や「ひふみプラス」、「ひふみワールド」などの「ひふみ」ブランドで投資信託を設定・運用するレオス社を候補先のひとつとして検討していた。
今後、レオス・キャピタルワークスは外国株や債券を投資対象とする投資信託など商品ラインアップの拡充を図ることを予定していることから、個人投資家から評価を受けている「ひふみ」ブランドの運用商品の販売拡大やロボアドバイザーの活用、さらにSBIグループが提携強化を推し進めている地域金融機関へのレオス社の商品展開などを通じて、レオス・キャピタルワークスとSBIグループ全体の運用資産残高の拡大を図る。
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