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採用担当者の3割が「採用活動のオンライン化に問題なし」、収束後には「対面式に戻る」6割

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2020/04/20 09:00

 新型コロナウイルスの感染拡大によって、採用活動も対面しない方式に移行する企業が増えている。アデコの調査でその状況が明らかになった。

 オンライン説明会やWeb面談はこれまでも一部の企業で行われていたが、大きな広がりはなかった。 しかし、新型コロナウイルス感染の拡大によって、いま急速に導入が進んでいる。

 総合人事・人財サービスを展開するアデコは、同社の取引先企業の人事・採用担当者を対象に、新型コロナウィルスの感染拡大による採用活動への影響について、3月から4月にかけて調査を行った。

 「採用活動において何かしら対策を講じているか」を質問したところ、43.2%が「対策を実施している」と回答し、「対策を検討中」、「これから対策を検討する」を含めると75%が、対策を実施・検討している。

 「対策を実施している」「対策を検討中」「これから対策を検討する」と回答した504名を対象に、実施・検討している具体的な対策について聞いたところ、最も多かったのは「会場・面接室のアルコール消毒等、衛生管理の徹底」(49.6%)で、これに「面接時のマスク着用の義務付け」(47.2%)、「Web面談の実施」(36.9%)が続いた。

 「オンライン説明会・Web面談の導入について」質問したところ、28.4%が「導入に問題はない」と回答があった一方で、最も多い回答は「活用したいが、実際に会いたい」(40.7%)となり、採用活動をオンラインで実施することに抵抗感があることもわかった。

 企業規模別で見ると従業員1000名以上の企業では「導入に問題ない」という回答が40.7%に対し、従業員1000名未満の企業では25.9%と大企業のほうが、オンライン説明会・Web面談の導入に前向きな傾向が見られた。また、業界別に比較すると「情報通信業」は、他の業界よりも導入への抵抗感が少なくなっている。

 新型コロナウイルスの感染拡大が収束した後、「オンライン説明会やWeb面談が主流になるか」について質問したところ、約6割(57.8%)は「来社での説明会・面談に戻ると思う」と回答し、「オンライン説明会・Web面談に切り替わる」と回答した人は、2割未満にとどまった。 前問で「導入に問題がない」という回答が3割近くあったものの、平常時に戻った場合は「直接会う」ことが主流であることに変わりがないと予測していることがわかった。

 また、仕事上で不安に感じていることを質問したところ、「業務の停滞による、会社全体の業績への影響」(55.3%)が最も多く、多くの人が自社の業績が落ち込むことを不安視していることがわかった。

【調査概要】
調査対象: アデコ株式会社の取引先企業の人事担当者
サンプル: 680名
調査方法: インターネット調査
実施時期: 2020年3月19日~4月1日

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